カテゴリ:本(時代小説)
やっちゃった!
休みの日には寝るのが楽しみ~という私だけど、 今日は予定もなかったし、寝よ、寝よと思っていたら、夕方までぐっすりだった…。 寝る時暗くて、起きたらもう暗くなってる、というのは、何回やってもかなり衝撃的。軽く異次元感覚を味わえる。 とまぁ、そんなのんびり気分で読書。 今日は、今、歌舞伎の世界を舞台に小説を書いてる人の中で一番好きな 松井今朝子さん。 今回の「家、家にあらず」はちょっと歌舞伎の世界を離れて、 なんと舞台は「大奥」(正確には砥部家の奥御殿)。 (とはいっても登場人物に、荻野沢之丞はちゃんと出てくるけど。) 町方同心の娘である瑞江が、亡き母につばがるおばの勧めで奥御殿に勤めるようになるのだけど、そこで起こる殺人事件に巻き込まれていく、という話。 ドラマ「大奥」に負けずとも劣らないような女たちの確執が繰り広げられていて、いやはやすごい世界。 お世継ぎ問題をめぐっての争いもすごいけど、 女性だけの世界で描かれる、様々な生き方も痛々しいものがあって。 松井今朝子さんの中では、新境地なのかな、と思われるような展開で、 様々な争いが終わった後のシーンでは、 こういう家が彼女の夢なのかな、と思ったのですが、 これからどういう風な作風になっていくのか、とっても楽しみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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