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fukusukeloverの日記

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2005.11.29
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カテゴリ:本(いろいろ)
図書館で何気なく手にとった池永さんの本。
調べてみると「コンビニ・ララバイ」は本屋さんが選ぶ一冊、みたいなので
人気だったことを後で知る。

最初、「ゆらゆら橋から」を読んで、今日は「コンビニ・ララバイ」。
私的には「コンビニ・ララバイ」の方が好きだった。

ミユキマートという住宅地にポツンとあるような小さなコンビニを舞台に、
店長の幹郎や、店員、お客さんのそれぞれの物語が短編のように綴られてる。
なんだかありがちな話なような気もするけど、
現実ってこんな感じだよね~、とも思う。

でも店長の幹郎は、コンビニの店長でありながら、どこか町の小さな商店のおやじさん、という感じも持っていて、
その人情味が小説に味を出してる感じ。

いつも立ち寄るコンビニで、よく見るお店の人に「今日も飲んでるねぇ」なんて話しかけられるとムッとすると思うけど、
ちょっとしんどいな、と思う時とかに「おつかれさん」って言われてみたい気もする、そんな微妙な人間関係を小説で描いたらこんな風になるのかな、って思った。

「ゆらゆら橋から」は、田舎出身の一人の男性の恋愛遍歴を描いた作品だったのだけど、こちらは感想を書くのが難しい。
正直、この本だけ読んでたら、池永さんの作品の感想は書かなかったかも。

こういうことがあるから、一人の作家さんを追いかけるのって
面白いのかも。





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Last updated  2005.11.29 23:36:31
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fukusukelover@ Re[1]:奥田英朗「サウスバウンド」(07/07) すっかり紹介し忘れてましたが、 この本…
micky-momo@ Re:奥田英朗「サウスバウンド」(07/07) この本面白かったですよね~ TB頂きます…
kafunshow@ Re:「喜知次」乙川優三郎(05/08) はじめまして。テーマからやって参りまし…
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