カテゴリ:本(いろいろ)
SF好きの友人から勧められた一冊。
その友人が勧めるSFは、本当にはずれがない。 この「タフの方舟」も面白かったぁ。 ポンコツ宇宙商船の船長であるハヴィランド・タフが ある事件から、全長30kmもの伝説の<方舟>号(千年前、古代の地球連邦帝国環境工学兵団が持っていた生物戦争用の胚種船)を手に入れて、 環境エンジニアとして商売をしていく、というお話。 環境エンジニアとは、いろんな困難な事情を持った惑星を訪問し、 そこに適した生物を胚種して問題を解決し、報酬を売るという商売。 この一冊目では、技術的にはハイレベルな生活圏を作っているけど、 人口が増え過ぎて、食料危機を目の前にしてる星を救う話なんかが登場。 それぞれの惑星の話も面白いんだけど、 この小説の面白さは、主人公のタフのキャラクターかな。 常に冷静、無表情、バカ丁寧な話し方。 でも猫好き、菜食主義で美食家の大男。 今日、ドラマ「相棒」を観ていてふと思ったけど、 タフの話すイメージは(見た目は全然違うけど)水谷豊演じる杉下右京に似てるかも。 (ちなみにこの右京さんもかなり独特なキャラだよねぇ。) 邦訳をしてる酒井さんもうまいし、 作者のジョージ.R.R.マーティンもヒューゴー賞やローカス賞を受賞したり ドラマの脚本を書いたりと多才で人気な人らしい。 面白いはずだわ。 このシリーズの2冊目も手元にあるので、この週末はタフ氏と一緒に 惑星の旅に出る予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.01 00:01:26
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