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図書館で借りてきたDVDを、返却日直前に急いで観る。
「Something's Gotta Give」(2003) 邦題は「恋愛適齢期」だと、後で知る。うまい訳!! ダイアン・キートン演じるバツイチの人気劇作家と、ジャック・ニコルソン演じる62歳のプレイボーイのロマンスストーリー。 加えてキアヌ・リーブスがハンサムな青年医師役で出ていて、三角関係に… 恋愛する時期はとうに過ぎてしまったと諦めていた主人公Ericaと、本当の愛をしらず62年生きてきたHarry。 コミカルな場面もあり笑うこともあったけど、本当に美しいロマンスストーリーだった。 「大人の恋愛」が描かれているのかな!?と最初思ったけど、そうではない。そもそも「恋愛」に大人も子供も、成熟も未成熟もない。 何歳になっても恋は切ないし、葛藤はあるし、美しくも醜くもある。 そんな事を教えてくれた映画だった。 50歳過ぎの設定のダイアン・キートン演じるEricaが、とてもチャーミングで、美しく歳をとっていた。年をとることは悪いことではないのかもしれないな・・・なんて思わされた。 あんなふうに自分も歳を取れたらいいなぁ… そもそも、女の人にとって、歳の取り方って、自分次第なのかな。 歳を見方につけて、どんどん綺麗になっていく人もいて、皺さえもチャームポイントになる人がいる。 その一方で、精神的にも更けてしまって、歳相応に見えない人もいるし… でもって、一番印象的だったのが、「泣く」シーン。 歳で涙腺が緩んだと言ってHarryも泣き、やきもちや失恋でEricaも泣いていた。 特にEricaが若い子を連れているHarryを見かけ、嫉妬で大泣きする場面は強烈だった。 でもすごく素直な気持ちが伝わってきて、愛らしい感じ。 Teenagerみたいで、やりきれない気持ちを泣くことで消化して、あがきながら次に進もうとする姿は、圧巻の一言だ。「女の人は、死ぬまで女だなぁ」と思った。 それから 『泣くこと』は悪いことではないのかもしれない、と気づいた。 私は昔から泣くことに抵抗があって、泣いている自分がどうもバツが悪くなって恥ずかしく思っていた。 けれど、大泣きすると、決まってすっきりするし、気持ちにけじめがつけられ、後腐れがない。「これだけ泣いたし、ま、いっか」と思えてしまう。 あんなに悲しかったのに… 涙に対する抵抗は、少しこの映画によって緩和されたかも・・ これからはどんどん泣こう! 総じて、これは素敵な映画だった。 少なくとも私には学ぶべきところがたくさんあった。 恋愛は若い人だけのものでは決してないのね。 恋をすると、辛いこともたくさんあるし、涙もたくさん。 けれど、人は恋で成長するものだ。 英語の勉強ついでに、、と何気なく借りた映画で、こんなに得るものがあるとは・・良かったよかった。 観てない人はぜひ借りてきて観てね☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月10日 10時58分50秒
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