カテゴリ:神奈木智小説・CD
神奈木智さんの『神からソレを奪い取れ』読みました
イラスト 『山葵マグロ 』 【あらすじ】春雷は、凄腕の『案内人』 今回の以来はある試薬品を持った男を護衛しながら目的地へ案内すること。 その男と落ち合った春雷は驚愕する。 なんとその男は、三年前十代だった春雷の心と身体を奪い、その直後死んだはずの暁だったからだ。 不信感を抱きながらも『仕事』をする春雷。 何事もなかったかのように甘く接する暁に戸惑い苛立つ春雷だったが・・・・・ この文庫を手にとってみて神奈木さんてこんなお話書かれる方だったんだ~ってビックリしました なにせ読書(BLのみ)経験がないため、神奈木さんとくれば、純愛モノでじれったくて切なくて・・・・・っと勝手に思い込んでいたのですが・・・・・ このお話も基本的には純愛モノですが、私にはこのお話の舞台がスゴくハードでした 読み始めてアニメの『スクライド 』の世界のよう・・・・・ でもでも、体が武器に変身したりしないから『Get Backers奪還屋』の世界観??って全然違うかな 舞台がアニメのような世界で、主人公達が仕事で向かうT島は、10年前には国内屈指のリゾート地だったんですが、事情があって現在は廃墟とされ、ヤク中・逃亡犯が暮らす第一級危険区域 主人公・春雷は『案内人』であるが名前だけで 実際の仕事は、どんな危険な状況でも、依頼人を危険から守り、逃がしてあげる『逃し屋』 今回この廃墟T島に、大手会社の依頼物(薬)+派遣人を、狙われているある組織から守り、無事2つを届けるのが仕事・・・・・ でっ!派遣人として再会した暁は、3年前に春雷の心と身体を奪った人物だったわけで・・・・・ このお話は、全3部作になる予定だそうです でもって今回この第1段の前半は、この2人の過去・このアニメのような世界観の説明・登場人物の仕事の説明などなど書かれていて、私的にはお話に入り込むまで、結構時間がかかりました(イメージ力が乏しいため) 後半はT島で、この謎の薬を巡って繰り広げられる結構ハードなバトルシーン(流血もの)それに、素性が全く謎だった暁の正体・・・・・ 後半は結構面白くて、一気に読めました 同時収録されている『初めてソレに堕ちた夜』は攻・暁視線で、3年前の出会いが書かれていて、暁のその時の気持を読む事が出来て良かったです 普段なら、こういうタイプの物には手を出さない私ですが、好きな神奈木さんのお話だったので、読んでみました 絵師さんも山葵マグロ さんで・・・・・綺麗な個性的な絵ですよね 私も冒険した1冊でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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