久我有加さんの『簡単で散漫なキス』読みました
イラスト 『高久尚子』
【あらすじ】身体をつなげても、心をつなぐのはこんなに難しい。
大学生の周平には七つ年上のセフ○がいる。
同居中の義兄に想いを寄せる周平は、同じ訛りと声を持つ彼、穂積を抱くことで行き場のない欲望を解消していた。
同様に穂積は恋人に二股をかけられ持てあました身体の熱を周平とのセック○で宥めている。
互いに割り切った関係でそれ以上の気持ちはないはずだった。
だが恋人と一緒にいる穂積を見かけた日から、周平の気持ちは穂積に傾き始め・・・・・
今年最初の感想は、久我有加さんの文庫です
絵師さんが高久さんなので飛びついたんですが、久我さんの今まで読んだ作品とは雰囲気がチョッと違っていました
それもそのはず、雑誌『小説ディアプラス』がリニューアルして、「ももいろヘブン」というエロショートシリーズが掲載されるようになり、雑誌全体がエロが強調されたようです!!
うんうん!久我さんにしては随分濃かったなぁ
大学生の・周平には、7歳年上のセフ○・穂積がいて、周平にとって穂積は、同居中の義兄のかわりで・・・・・
穂積にとっても周平は、二股をかけられてる優柔不断な恋人のかわり
う~ん!結構人間関係が複雑で、私的には得意ではない設定なんですが久我さんの作品なので楽しめたかな?
ずっと想っていたのは義兄なのに、あるチョッとしたきっかけで、周平の想いが、義兄から穂積に傾いていき
そんな自分が信じられなくてグルグル悩む周平の気持ちが丁寧に描かれていたし、不自然な流れではなくて・・・・・
穂積も穂積で、ずっと恋人から離れられなかったんですが、いつの間にか周平を
好きな人に、想いを受け入れてもらえず(打明ける事も出来ず)随分投げやりになっていた2人ですが、好きな人に対しては一生懸命で、グルグル想い悩んでいる・・・・・
久我さんの作品の登場人物の、そんなところが好きなのかな~私
一緒に買った久能千明さんの『2009年01月発売文庫陸王 リインカーネーション』のお話が、結構面白ろそうなんですよね