わたしのBL日記

崎谷はるひさんの『2009年4月発売文庫ヒマワリのコトバ　―チュウイ―』読みました

イラスト　　　　　　『ねこ田米蔵』

【あらすじ】カフェバー「コントラスト」のマスター・相馬昭生と弁護士の伊勢逸見。
高校時代、恋人同士だった二人だが、伊勢が昭生にとって自分は“誰かの身代わり”なのではと疑ったことから徹底的に破局してしまう。
以来十年、伊勢を許せずにいるのに体は繋げ、微妙な関係を続ける昭生。
そしてそんな昭生のそばにいる伊勢。
すれ違ったままの二人は・・・・・


信号機シリーズ第３弾、最終巻です
前作２作品は、このお話の為にあるのかな？なんて思うぐらい深くて重くて切なくて痛かった【前作の感想】

シリーズ第２弾で結構伏線がひかれていたので、この２冊はCPがかわっての続きモノ？的な感じもしました（だから２弾目は、説明や登場人物が多かったんだ）



とにかく登場人物皆の思い（想い）や考えが複雑でしたが、感動作でした

内容がいろんな意味で深くて濃かったので、ヒマワリでなく私のキモチもグルグルしてへこみもしましたが・・・・・

でもさすが崎谷さん最後は後味良くハッピーエンドだったのでヨシッ！！



誰が正しいとか間違っているとかの問題でなく、相手を想いやるが故にすれ違い、壊れてしまった主人公・昭生


昭生にとって闘病生活をおくっている姉義兄との結婚は憧れと希望だったのに、ある複雑な事情で崩れ・・・・・

そんな時出逢って恋したのが同級生・伊勢
幼すぎた未熟な二人の恋は心がついていかなくて、お互いにお互いを傷つけ合うことに


昭生は一番大切な人を傷つけ、それ以上に自分も傷つき・・・・・
そんな昭生を１０年以上も待ち続けた伊勢


後半この２人のキモチが一つに戻った時、１０年以上もズット待ち続けた伊勢が「俺のためにしてきた事だから」・・・・・・強い人だなぁ～

崎谷さんがあとがきで『話の緊迫感で胃がきりきりしたほどの本作』と書かれていましたが、本当に読み応えのある作品でした（崎谷さんにとって５０冊目の記念本だそうです）

ふみのつぶやき


今日も良いお天気です
でもでも今日の午後から曇ってくるようで…私の髪もクルクルしてます

週末は暑く夏日でした！

皆様宅ではいかがでしたか？