☆可南さらささん『告白』『夜に君を想う』

2009年07月29日

(6)

可南さらささんの『2009年6月発売文庫　告白』読みました
イラスト　　　　　『六芦かえで』

【あらすじ】由緒ある男子校・鷹ノ峰学園に入学した彼方は、桜の下で恋に落ちた。
相手は、黒い噂の絶えないクールで毒舌な生徒会副会長・寒河江。
少しでも彼に近づきたくて、彼方は生徒会の雑用係になる。
けれど寒河江は彼方の存在を無視し、向けられる言葉は叱責ばかり・・・・・。
叶わない恋とわかってる。
でも、好きでいていいですか――。
不器用で一途な学園ラブ。

可南さらささんの小説２冊！出版の新しい順に、チョコット感想を

中古でゲットしようと思ったんですが、お友達に誘惑されて？！エッ！プッシュして頂いて新刊でゲットこれまた昨日に引き続きとってもカワイイお話！！

お話が２本収録されていて、さらささんのいつものパターンと違って前半！結構スムーズに想いが通じ合って・・・・・

後半！お付き合いが始まったお話の方が、お互いに恋人の事でグルグル悩んだりすれ違ったりで、ヤキモキさせられました

４月桜の木の下で出逢った生徒会副会長・寒河江に恋した、新入生・彼方！

きゃぁぁ～これまた青春＆寮モノ
態度は冷たいようでいて、優しい・寒河江！
見た目は可愛くてのんびり屋のようで、頑固者・彼方！！

前半は彼方の想いが通じ合うまで編＋後半はお付き合い編

後半のお話に登場した、彼方の幼馴染でありお兄ちゃん的存在・響ことひーちゃんのお話が読みたいなぁ

もう１冊『２００９年３月発売ノベルス　夜に君を想う』

イラスト　『高宮東』

【あらすじ】弟のように可愛がっていた年下の幼なじみ・神嶋洋に告白された大学生の高沢千実。
一途な恋情を向けられ、千実は自分も同じ気持ちだったことに気づく。
だが、洋には決して知られたくない秘密を抱える千実は、彼を手酷く拒絶することしかできなかった。
二年後、気まずい関係を修復できずにいた千実は、偶然、洋に恋人がいることを知る。
傷つく千実は、叶うことのない恋に終止符を打つため、洋とある約束を交わし、関係をもつが――！？

このお話、さらささんのよくあるパターンで、最後の最後まですれ違ってじれったくて、それでいて切なてウルウルさせられました

【ラブレター　感想】【刹那の恋人　感想】とお話の流れがよく似てる？！

洋と千実は３歳違いの幼馴染！！
って言うのも、千実は幼い頃に母親を亡くして一人ぼっちになった時、神嶋家で家政婦をしていた祖母に引取られ、洋と共に千実の祖母に育てられたようなもので・・・・・

お互いに想い合ってるのに、ある事情で千実は洋を避けるようになりすれ違い・・・・・

これは最後の最後まですれ違って、好きな人を大切に大事にしたいのに傷つける事しか出来ないで、苦しんでる二人がとっても切なかった