☆木原音瀬さんの『牛泥棒』

2009年11月26日

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テーマ：ボーイズラブって好きですか？(1554)

カテゴリ：その他・あ・か・さ・た行作家小説・ＣＤ

木原音瀬さんの『【インターコミュニケーションズCDフェア対象商品】☆牛泥棒☆』聴きました

イラスト　　　『依田沙江美』

【キャスト】
岸尾だいすけ（田中徳馬）
谷山紀章（佐竹亮一郎）

【あらすじ】大学で助手をしている亮一郎は、年上の口のきけない使用人・徳馬に密かに想いを寄せていた。
幼い頃に母を亡くした亮一郎にとって、徳馬はかけがえのない存在だった。
自分の想いで関係を壊すより、主従関係のままでも徳馬を傍に置いておきたいと考える亮一郎に、徳馬が突然暇を願い出て…。

木原さんのドラマＣＤを聴きました
時代モノ？妖怪モノファンタジーですか？？？
これは期待以上に凄く面白かった！！

木原さんは素晴らしい作家さんですが、私にはお話が辛過ぎるモノが多いのでお友達のおススメモノ以外は読んだり聴いたりしないんですが、これは面白い

お話では徳馬役・岸尾さんは口がきけないので（事情で）、ＣＤでは亮一郎役・谷山さんが頑張ってました

この手のよくあるパターンでは、口がきけなくても思っている気持ちなどはモノローグで進んでいきますが、このお話では亮一郎役・谷山さんが徳馬の行動や雰囲気から気持ちをくみ取った形で解釈をして、後半まで延々と一人で語られていました（お疲れ様）

後半！！
徳馬が話せるようになってやっと岸尾さんが登場されそれがまた素敵！！私的に岸尾さんのファンってわけではないのですが（ごめんなさ～い）しっとりとしていて、お色気も合って雰囲気が凄くイイ

ＣＤのお話の方は二人が幸せに暮しているところ（小説では表題作）で完結していて一安心

原作未読でＣＤを聴いたんですが、真っ白な状態で聴いたので、私的に盛り上がって凄く面白かったです
ファンタージーモノは未読で聴く方が私的には楽しめます！

ＣＤを聴いてその後、小説も読んでみました

【目次】牛泥棒／古山茶（つばき）／笹魚

表題作以外に2作品収録されていて、楽しく？ハラハラドキドキ読書に励みました！

後半のお話『古山茶』は、その後のお話で二人仲良く暮していて安心しました～メインは妖怪にとりつかれたお気の毒な学生・原君それを助けようとする徳馬！！

この後半のお話も怖いけど（妖怪が？女の執念が？？）面白かったので、ＣＤ2枚組みで聴きたかったなぁ

『笹魚』は短編で原君の恋バナってとこでしょうか？！