わたしのBL日記

崎谷はるひさんの『鈍色の空、ひかりさす青』読みました
イラスト　　　　　『冬乃郁也』

【あらすじ】十七歳の深津基は、学校で激しいいじめにあっていた。父親にも虐待され、行き場も無く彷徨う雨の中で、基はスーツ姿の男にぶつかり眼鏡を壊してしまう。
後日、再び同級生から暴行を受け逃げ出し倒れた基は、先日の男・那智正吾に救われる。弁護士である那智の家に保護された基は、次第に那智に惹かれはじめるが……。



崎谷さんの新刊！幻の同人誌をもとにした書き下ろし作品（私にとってはね）
ＢＬの歴史が浅い私には嬉しい１冊それにまた過去作品の再版があるようで、これで崎谷さんのブツは全てゲット出来たかな？


今回のこのお話はディープなバイオレンスモノ（かなりハード）
精神的に追い詰めらるお話は結構色々あったけど、こんなにハードな暴力的なお話って珍しいかも？

読み始めた最初は、最期まで読めるんだろうか？なんて思ったんですが、読み始めると夢中になっちゃって一気読み（おかげで寝不足）

でも、ラストは後味がよかったのでご安心を

１７歳・基は、学校では暴力的いじめ、父からは虐待（性的も含む）のダブルコンボ
あるきっかけで弁護士・那智に助けられ・・・・・・その那智自身も複雑な生い立ちを背負って生きていて

いつもの崎谷さんのパターンなら一回り以上（二回り近いか？）離れた年の差カップルの甘いお話に展開していきそうですが、今回は最後の最後まで追い詰められて壊れて堕ちていく基にハラハラ（胃が痛いぐらい）

私的、投げやりになってる主人公は得意ではないのですがでも今回は、救いを求める事によって周りを巻き込んではならない！そのために自分自身が気持ちや思考を止め、悩まず、希望を待たないようにし、投げやりになる事も傷つく事も当たり前だと・・・・・そんな基の思いが辛くて何度泣かされた事か

後半！
学校でのいじめが落ち着いたら、父からの虐待がエスカレート・・・・・気になる方は是非



文中から・・・・・
『頼むから護らせろ。拒むな。受けいれることも、一種の強さだ』なるほど・・・・・

ふみのつぶやき

昨夜は随分ハードなモノだったので、読書後興奮して眠れず

今日は軽く
『2010年4月発売文庫　今宵、月の裏側で』
私的、まだ２冊目？の安曇ひかるさん
ひかるさんはいつも絵師さんがイイナァ～ってたまたま私が好きな絵師さんが多いのかな?楽しめるといいなぁ・・・・

今日はお天気です！やっと晴れました

やっとお休みでユックリしようと思ったんですが、娘が来週大学で病院見学がある為、リクルートスーツがいるとの事！これから買い物に行ってきます（また出費だぁ）