鳩村衣杏さんの『弔愛(群れなす天使の歌声に)』『弔愛(甘美な悪魔の囁きに)』読みました
『イラスト 榎本』
【あらすじ】合言葉は「『天使の群れ』をウォッカで」─私立探偵の城上は、亡き親友の遺言で生き別れた彼の弟を捜すことになった。彼が死の間際に遺した3枚の写真と「天使の群れ」という言葉を追い、辿り着いたのはバー「ユーフォリア」。バーテンダーの憂里は、男を惑わす謎めいた笑みを浮かべ、「天使の群れ」と言う名のカクテルを出した。淫蕩に甘く、酩酊を誘う憂里に城上はある衝動を覚える。─この男を、壊したい。夜の果て、男たちのサスペンシヴ・ラブ、開幕
ガッツリしたモノが読みたくてゲットしました
これは大正解~なかなか読み応え大あり~
以前のモノなので、感想は今さらですが(記録に)
1巻目色んな謎が謎を呼び主人公が追い詰められ、2巻目後半で、一気に謎が一つに結びつき解決
作家様・鳩村さんが担当者様からのお勧めで、ハードボイルドなモノをお書きになられたようです大人同士の恋、胡散臭い夜の世界バーが舞台!トラウマ持ち重い過去を引きずった探偵にバーテンダー・・・・・・
私立探偵・城上は、亡き親友・一之瀬の遺言で、生き別れた彼の弟を捜すことになり、彼が死の間際に遺した3枚の写真と「天使の群れ」という言葉を追い、辿り着いたのはバー「ユーフォリア」、そこでバーテンダー・憂里と運命の出逢い・・・・・・・それにまた、暴力団、製薬会社、グルジアマフィアなどが関わり入り乱れ・・・・・
この二人、真逆の状況の中で生きてきて、親に捨てられ愛を与えられずに育った城上に対し、片親の愛の下に、がんじがらめの人生を強いられた憂里
城上から向けられる憎悪、その憎しみを向けられ絶望的な恋に落ちた憂里・・・・・・
2巻目後半!がんじがらめだった憂里の身辺が一気に解決していくのが、ちょっとあっけなく思っていたら・・・・・
な、なんと最後の最後ラスト3ページ!!
なに~このどんでん返し(って言ってイイのか?私にとっては大ショック事件)~思わず、ムンクの『叫び』顔になった私(おい!)
でも、お話は最後の最後までキッチリ読まないとね・・・・・
鳩村さん~凄い!うまい!!ラストには唸った~
愛とは完全無欠のものであり、人を救うものだと思っていた城上・・・・・
この二人はゆがんだ愛しか知らなかったけれど、愛とはいろんな形があって、常に揺らぎ形を変えていくものだと・・・・・・
ふみのつぶやき
台風の影響はは大丈夫だったでしょうか?!
こちら関西では風がきつかったぐらいでしたが、関東のほうでは凄かったようですね?特に雨が
梅雨後半、こちらでは豪雨が連日で凄かったんですが・・・・・・今回は台風で関東のほうが凄かったらしいし・・・・・・・こんなに集中して降るのは困りもですよね!
皆様宅ではいかがでしたか?!