綺月陣さんの『2010年8月発売文庫 祈り』読みました
イラスト 『梨とりこ』
【あらすじ】来栖薫は、憧れの大曽根麻薬取締官の元で仕事をすることになった。想像通り彼は仕事のできる紳士だった。そしていつか二人は互いを意識し始める。
しかしある日、薫の前に元恋人が現れて大曽根に誤解されてしまう。「薫を幸せにするのが私なら、もっと嬉しかったよ」いつまでもこの人を見つめていたかった。けれどもう側にはいられない。
ヤクに侵された元恋人が関わる事件に気づいた薫は、事件解決のためある決意をするが…?
がっつりしたモノが読みたくて、気になっていた1冊
最近お気に入りの絵師さん・梨とりこさん~お初は木原音瀬さん【月に笑う 感想】だったんですが、この文庫も買ってから梨さんだと気付いた私(表紙のカラーも素敵ですが、どっちかというと白黒挿絵の方が好きかな)
それに作家様・綺月さん~軽めのコメディ~モノをお書きになられるイメージがあったんですが本来重くて痛くてキツイモノをお書きになられる作家様だったんですね?!
これはかなりキツかった(読み飛ばしたシーンも)
でもただキツイというだけでなく読み応えもあり、なかなか考えさせられるお話でした
主人公・来栖薫は晴れて念願の麻薬取締官になり、憧れの大曽根麻薬取締官の下で張り切っていた時、元カレ東大の同級生・井原が現れ、この井原と再会した事で、薫は再び身も心もクスリにもおかされ、追い詰められ落ちていき・・・・・
大曽根麻薬取締官(通称・ゾネさん)と、クスリに侵された井原との狭間で悩み苦しみ、井原にどれほど追い詰められても、決して芯の部分では崩れなかった薫
自分の身を引きかえにしても、井原の命を守り事件解決へ導き・・・・・・
出番的にあまりなかったゾネさんですが(かえって蹴り倒したい井原の方がメチャ多かった)でも、存在感大アリで、薫を支え見守り続け・・・・・
あとがきにも書かれていましたが『強くなれ 来栖、 大いなる優しさを持て 大曽根・・・・・』重い過去をずっと引きずって頑張ってきた2人だから、幸せになって欲しい
あと1冊、偶然ですが梨とりこさんのイラストで『泣かせて、おしえて』
義月粧子さんのお友達おススメ文庫!(以前に読んでた1冊)
【あらすじ】うぶで涙もろい服飾系専門学校生の坂下蒼砥は、郊外研修先で有名ブランドに勤めるエリート・久住に出会う。
一目で久住に惹かれた青砥だが、久住には遠距離恋愛中の恋人がいた。
最初から叶わない想いだった、と諦めたのもつかの間、なりゆきから久住とセ●レとして付き合える事に…。
セ●レでイイからと言って、うぶな蒼砥は憧れの久住とお付き合いを始め、好きになってはいけないのに惹かれていき
久住も久住で、恋人とは上手くいってるようで距離(心も距離も)が、あったようですが…
蒼砥がすごくイイ子で、それに周りにいる学友も素敵な女の子たちで、ほぼボランティア活動に近い課外学習にも一生懸命で、読んでいて凄く気持ちがよかった
大人ってあまりにも身勝手!!蒼砥はホントにイイ子なのに、大人たちは自分を守ることばっかりで
でも蒼砥の想いが通じて、クリスマスを久住と一緒に過ごせてよかった蒼砥の一途で健気な想いにウルっとさせられた切なくて可愛いー1冊でした
義月さんの私的お初は『ホーム・スウィート・ホーム』で、これがあまり合わなくて・・・・・その後読んだことがなかったんですが、このお話はヨカッタです
ふみのつぶやき
これまた偶然なんですが、梨さんのイラスト
読みたかったこれっ(これは5月の新刊)
久しぶりの火崎さん~今日の読書本
それにお友達おススメこれっ
恋-La saison d’amour-(105円)
もゲットしたので頑張ります
今日は朝から美容院に行ってきました(だって明日は彼岸まいりだ!)
なんだかね~どうもこの夏に白髪が増えたような気が……年だもんね
それで帰り、美容院の近くにある映画館によってガンダムOOのパンフのみ買ってきました(やっぱ初回限定版のパンフは売り切れだった)
OOのDVDは14枚中5枚目で見たんですが、まだまだ映画を見に行けるか、レンタルのDVD(半年後の)になるかは未定ですが、とりあえず買っておきました(おい!)
映画館に入っている、スタバでスコーンのおやつを買って帰ってきました
今日も暑いー蒸せる~