わたしのBL日記

結城瑛朱さんの『2010年8月発売ノベルス　片戀がふたつ』読みました
イラスト　　『沖銀ジョウ』

【あらすじ】恋焦がれていた幼馴染みの結婚式の夜、持て余す感情から逃れるように、華禅はその弟・翔吾に抱かれた。
彼もまた、華禅に叶わぬ想いを抱いていると気づいていたのに、その恋情を利用して躰だけを与える醜悪さを嘲笑いながら―。
それから三年。翔吾は足しげく華禅の家に通いその世話を焼く。
己の領域を侵す男を無神経だと憎らしく思う一方、その存在はごく自然に、日常に馴染んでいった。まるであの夜、何もなかったかのように穏やかに過ぎていくが―。


最近『SIZE　サイズ』を読んでから気になっている作家様（その後中古で2冊程度ノベルズをゲット）
コミコミさんで『SIZE』の方の同人誌を2冊買ったら、このお話が同時収録されていたので、気になってノベルスをゲット（順番が逆）



綺麗な文章をお書きになる作家様で、心理描写は勿論～背景描写も凄く丁寧お話は静かな雰囲気で、登場人物が優しく思いやりのある人たちで、よかったです

目くるめく展開もドキドキハラハラもなかったですが、メイン３人が叶わぬ（一応）片想いをしていて、色んな愛しかたや、それぞれの切ない想いが伝わってきて、ちょっぴりウルウルしました


日本画家・華禅は、幼いころから恋焦がれていた幼馴染み・友輝の結婚式の夜、自分の想いから逃れるように友輝の弟・翔吾に抱かれて・・・・・
友輝の弟・翔吾も、華禅に叶わぬ想いを抱いていて、華禅はその恋情を利用したんですが【翔吾（弟）→華禅→友輝（兄）】

それから3年！

翔吾の一途な想いに惹かれながらも、素直になれない？意地っ張りな華禅でしたが・・・・・・ビックリしたのは、友輝・翔吾兄弟のそれぞれの想いと複雑な事情でした


後半短編に、友輝（兄）視線のお話が収録されていたんですがこれが切なかった後、脇役で登場した画商・龍澤が気になるところ

2010年3月発売文庫　SIZE　サイズ 価格：599円（税込、送料別）

同人誌ともに楽しめました

ふみのつぶやき


イイお天気で、今日はあったかい～
朝からバタバタしております！

素敵な週末を