☆朝丘戻。さんのシャレード新刊文庫『青に沈む庭』

2010年11月28日

☆朝丘戻。さんのシャレード新刊文庫『青に沈む庭』

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朝丘戻。さんの『2010年11月発売文庫　青に沈む庭』読みました
イラスト　　　『山田シロ』

【あらすじ】岩瀬一は「家族」の繋がりを信じ、大好きな元義兄の玖珂逸人のもとに通い詰める日々。病的に憧れすぎている自覚はある。ただ、姉と離婚して以来、すべてを諦め孤独の中で微笑む彼が哀しくて、けれど自分では癒せないことも知っていて…。そんな折、ふとしたきっかけでこの気持ちが恋だと気づいてしまう。せめて本気で想っていることだけは知ってほしい。ふられることを覚悟の告白。そうして望まれたのは、会いに来ないで忘れることだった。圧倒的な拒絶を噛み締める一。
だがその矢先、逸人が押し隠していた秘密を知ってしまい…

きゃぁぁぁ～朝丘さんの新刊！嬉しい
しばらくお休みされていましたが（コバルト時代）、最近よく新刊を出して下さる～

凄く凄くイイお話しでした！私的、今年の一推し作家様になりそう
主人公・写真家志望の大学生・岩瀬一（いち）は、大好きな元義兄（姉の旦那様だった）喫茶店マスター・玖珂逸人のもとに、「家族」の繋がりを信じ通い続けていて・・・・・
っと言うのも、姉と離婚して以来、すべてを諦め孤独の中で微笑む逸人が哀しくて一にとって、ズット大好きな元義兄だったんですが、ある時ふとしたきっかけで自分の気持ちが恋だと気づき、想いを打ち明けて拒絶される一なんですが・・・・・

朝丘さんのお話に登場する人達って、どうしてこう優しい人バッカリなんでしょうそれに人と人とのつながりを凄く大切にしていて、特に家族！読んでいてほっこり優しい気持ちにさせられます

前半！（3分の2ぐらいまで）受・一視線で、逸人の事が本当に大好きで、一生懸命一途に想う、一の気持ちが凄く丁寧に描かれいて・・・・
後半！！攻・逸人視線に変わって、辛い両親との過去にトラウマ、逸人の秘めた想いが切々と綴られていて、読んでいて苦しくて涙ボロボロ状態でした