わたしのBL日記

一穂ミチさんの『【送料無料】街の灯ひとつ』読みました
イラスト　　　『穂波ゆきね』

【あらすじ】気の進まない同窓会で、記憶にない同級生に出会った初鹿野柑。
翌朝、酔いつぶれて正体のないままその男と一線を越えたことを知って愕然とする。
「ずっと好きでした」と土下座する男は、実は、二度と会いたくなかった相手――名前も容姿も様変わりして現れた――片喰鉄之助だった。
あまりの事態に「気持ち悪い」と気後れしてしまう初鹿野だが…？


大好きな一穂さんの新刊！おまけに絵師・穂波ゆきねさん
すごくすごく楽しみにしていました

気の進まない同窓会（高校）で、記憶にない同級生に出会った初鹿野柑、翌日酔いつぶれて、その男と一線を越えたことを知って愕然とし…

一穂さんのお話で、イキナリの展開はビックリしたんですが
高校時代、目立たず地味な片喰が、初鹿野のことを、ズット想い続けてきたという今更の告白と、当時光の中にいた（目立つ存在）初鹿野が、両親の離婚によって、人生も人付き合いも冷めてしまった複雑な思いが、切々と綴られていました

 

一穂さんはホント！複雑な心情を描かれるのが上手い！（そのかわり、初鹿野がリーマンしているって感じがしなかったけどね！）

 

片喰の真っ直ぐで純粋な想いに（ストーカー入ってますが）、どんどん惹かれていく自分が許せずイライラしたり逆ギレする初鹿野ですが（昔から器用に何でもこなしてきてプライドも高い）どんな時でも、どんな態度をとっても変わらない片喰に初鹿野も…

二人のおかれている立場は、チョット？随分？？複雑でしたが、そんな中でもお話に登場する人物はみんな優しくて、その優しさにウルウルしてしまった私

一穂さんらしい静かな素敵なお話でした

巻末ＳＳは片喰視線で（本編は初鹿野）両方の想いを読むことが出来てヨカッタ～






 

ふみのつぶやき


あはははっ！

昨日この日記書いてアップしたつもりが、下書き状態のまま

娘の歯医者（矯正）や法事（祖母）があって、気持ちがそわそわしていたのね