樋口美沙緒さんの『2010年12月発売文庫【ペーパー付★】愛はね、』読みました
イラスト 『小椋ムク』
【あらすじ】予備校生の望は、幼なじみの俊一に片想いをしている。けれど、ノンケの俊一は決して自分を好きにならないと知っている望は、その想いを胸に閉じ込めるしかなかった。他の誰かを好きになろうと、駄目な男と付き合っては泣かされる日々を繰り返す望。
一方、そんな望むにうんざりしながらも放ってはおけない俊一は、いつも望の世話を焼いてきた。しかし、そんなふたりの関係が変わるときがやってくる。俊一の知人・篠原が、望と付き合いたいと言ってきたのだ。それを後押しする俊一に、抗えず従う望だが…。
おぉぉ~樋口さん×小椋さん(お気に入りの作家様さま方)
表紙の絵も素敵だし、あらすじ読むと大好ブツ・幼なじみモノ
可愛いお話しかと思ったんですが…イイ意味で裏切られたぁ~
なにっ!これには~大泣き!!
それにつづきアリ~続編の予定はあるようですが、読者の応援状況で、出版の時期が決まるみたい(皆さん~応援しようね)
樋口さんて、こんなお話も書かれる方だったんですね
どっちかというとBLって言うより、この作品は・・・・・
それに読んでいて思ったんですが、ある作家様を思わせる雰囲気が、ちょっぴりある感じもした作品で『愛』がテーマ(あと、家族・バイオレンス・孤独)
幼い時に母を亡くし、家族に愛されず(本人の思い込み)、想いの人には受け入れてもらえず、寂しくて誰かに愛されたいと願う主人公、そんな中で悩み苦しみながら、成長していく過程が丁寧に描かれていました・・・・・
予備校生・望は、幼なじみの俊一にズット片想いをしているんですが、俊一には受け入れてもらえない想いなので、他の誰かを好きになっては泣かされる日々・・・・・そんな望を、結局はほっとけなくて世話を焼く俊一
俊一も望を愛しているのに、望の想いを今はまだすべてを受けいることが出来ない状態・・・巻末SSでも特典のペーパーを読んでいて、ここまで望を想っているのに、どうしてっ(恋愛と友情の狭間で俊一も苦しんでいるよう)
俊一が中心のお話は続編になるようですが、ぜひぜひ続きが早く読みたい
若い時に身につけるべきものは『孤独を受け入れる強さ』それに、『寂しさを上手に愛せるようになったら、一人前の大人・・・』だと・・・・・それから、『愛されることは不自由で、愛することは自由』・・・・・文中から!
*タイトルの『愛はね、』なんですが、続編にこのタイトルの続きがくるんでしょうか?!
ふみのつぶやき
先日からこれっ
に嵌っている私…高校生の旅に出かけてきます~おい
ってことで、新刊が山のように(中古もまた買っちゃって)積んでるのに~全然読書が進みません
みなさま~楽しい日曜日を!!