わたしのBL日記
< 新しい記事
新着記事一覧(全2118件)
過去の記事 >
剛しいらさんの『帰宅』読みました イラスト 『茶屋町勝呂』 【あらすじ】爆発事故で妻を失い、ひとり息子も大怪我を負った中堅俳優の佐伯は、事故後の息子が異常な愛情で接してくるのを苦悩しつつも、受容していた。しかし、「息子」として接していた彼は本当の息子ではなかった…。 表題作のほか、デビュー作に書き下ろしを加え、痛く、せつない愛を描いた、著者初の作品集となるラブ・ストーリーズ。 剛さんのデビュー作品(多分) 以前、英田サキさんの【知らなくても生きていける萌えの話 感想】を読んだ時に、取り上げられていたモノ(多分?)で読んでみたくてやっとゲット(かなり古いので、なかなか手に入らず) 剛さんのデビュー作品を含め短編3作品収録された短編集で、どれもこれも読書後、凄く余韻がのこるお話しで、1話目より2話目さらに3話目と、遣るせなさや切なさが残る作品集 『ぴすとる』(書下ろし) 1ページ目に『閉塞感』と言う言葉が取り上げられていたけれど、この短編3話に共通し、言葉通りの行き場のない想いが、たっぷり詰め込まれていていました・・・・・ 『帰宅』(表題作) あらすじのお話、爆発事故で妻を亡くし、ひとり息子も大怪我を負った中堅俳優の佐伯…事故後の息子の異変に気づきながらも、受け入れ… でも『息子』だと思っていた息子が息子ではなくっ!(カラダの20パーセントの火傷の重症だったため整形等アリ) 退院後、寄り添い生きていく二人…その後佐伯が真実を知りつつ、誰かが待っていてくれている家に帰る喜びを無くすことが出来なくて…禁忌をおかし静かに暮らす二人…でもなぜか切なく辛く、怖さも残るお話… 『一枚の遺書』(デビュー作) 高校生・政彦が、親友・眞澄の自殺を知らされ衝撃を受け、遺書に政彦が眞澄の自殺原因に関わっていた事が書かれていて… 『どうして自殺をしたのか?』政彦自身も前日の眞澄の行動から信じられず… 何を言われても責められても、何も口にしなかった政彦なんですが… この事件に関わった刑事さんが凄く素晴らしい人で、その後真実が分かり解決するものの、かえって切なさが残った結末の作品 薄い文庫でしたが、剛さんの想いがたっぷり詰まった文庫で、デビュー作品だっただけに、本当にやりたかった事に向かって(作家になること)再出発した熱い想いが詰まった作品でもありました
いやまぁ~久しぶりにガッツリ読んだって気分でした
2011年2月発売ノベルス【ペーパー付★】最凶の恋人 -ルームメイト- (旧:最凶の恋人(1)) 価格:892円(税込、送料別)
☆剛しいらさんの新刊文庫『描くのは愛 (シ… 2013年09月18日
☆剛しいらさんのアズ・ホワイトノベルス『… 2013年04月11日
☆剛しいらさんのショコラ文庫創刊『ホーム… 2011年01月12日 コメント(8)
もっと見る
PR