デビュー作品2冊です
対照的なお話と雰囲気でした・・・・・
まずはキラキラモノで、初津輪さん『きみが教えてくれた』
| ★【あらすじ】教え子・小野寺から同性愛の悩みを打ち明けられた教師の牧澤。十五歳という若さで自分がほかの人たちと違うことに苦しむ小野寺を、牧澤はただ静かに見守り支えた。やがてそんな牧澤に恋心を抱くようになった小野寺は、その想いをぶつけてくるようになる。しかし、牧澤は自身も同性愛者であることを小野寺に打ち明けることができずにいた。
キラキラモノ初々しい素敵なお話で、おまけに途中から胸が苦しくなってきてタオルを持って読みました
小野寺君が中3(15歳)の時、担任・牧澤先生(牧セン)に恋して、その後大学2回二十歳になり、やっと牧センに想いが受け入れられるまでの5年にに及ぶお話… 小野寺君がとにかく一生懸命で真っ直ぐで、その一途さに惹かれる牧センですが… 教師としての立場と、大人としての狡さと臆病さが邪魔をして、なかなか想いを受け入れることが出来なく…それに自分自身のキモチにも気づかないふりをして、悩み苦しむ牧センの想いが、切々と綴られていました
初回限定ペーパーは小野寺君視線のお話コミコミさん特典SSは「海にいきたい」★ |
この作品は、第1回B-PRINCE文庫新人大賞作品
絵師さん買いした、ひのもとうみさんの『遠くにいる人』
| ★【あらすじ】家具工場に勤める佐倉治樹は、本社から移動してきた上司の小田島達朗に恋をした。彼の素行の悪さを知る治樹の幼馴染は、小田島だけは止めておけと何度も言うが、地味な治樹にとって華やかな小田島は憧れずにはいられない存在だった。そして小田島はなぜか事あるごとに治樹をかまい、特別な優しさを向けてくる。
副工場長・小田島達朗は美しいモノが好き地味な塗装課・佐倉治樹の親友で、美形・三津を落とすため、佐倉に近づき…何も知らない佐倉は、華やかな小田島に恋してしまうが、佐倉は小田島が自分に近づいてきた目的を知ってしまい
傲慢男・小野島と、自虐的で卑屈な佐倉のすれ違う恋のお話で、「まさか自分が」の小野寺と、「どうして自分が」の佐倉… 小田島が全然タイプでない佐倉相手に、思い通りに行かないことに焦れる姿は、読んでいて面白かったけれど…あまりにも卑屈で、マイナス思考にしか考えられない佐倉の性格には、チョット読んでいてかなり痛く苦しかった(バイオレンスもあったしね)…★ |
ショコラさんの新人作家さん ショコラさんとくれば甘いエロイってイメージがあったんですが、去年読んだ佐田三季さんもですが、痛くて重いお話を書かれる新人さんが続いているかな?私がたまたま??
ふみのつぶやき
おぉ~今日はエラーが起こらない!
あれ以来ズットだったのに