朝丘戻。さんの『2011年4月発売文庫ふたりのはなし。』読みました
イラスト 『井上ナヲ』
【あらすじ】元同級生で今は仕事仲間、そして恋人同士となった飛馬と海東。
「絶対に幸せにしてやる」そう言って、海東の長かった片思いを受け入れた飛馬だったが、新たな関係に踏み出そうとして困惑する。恋人ってなんだ──?
海東は変わらずキスをするだけ。それ以上は触れてこようとしない。友だちだった頃には信じられた海東の心がわからなくなり、苛立ちを募らせ不安に陥った飛馬は……。
ばんざ~い!【きみのはなし、】の続編
イイなぁ~このお話に漂う、この何とも言えないまったり感が大好き二人の会話が、すごく可愛くて言葉遊びでもしているみたい…
前巻の後半で、やっと恋人同士になった二人なのに(っと言うより「絶対に幸せにしてやる」と言って、海東の長かった片思いを受け入れた飛馬で、ありました)、海東は変わらずキスをするだけ
海東は飛馬が想いを受け入れてくれたのは、同情を誘ったんだと思っているしおまけに大切過ぎて自分の手で汚すことが出来なくて…飛馬は飛馬でそんなふうにしてしまったのは自分だと想い悩み、二人して悩んで成長して、本当の恋人であり家族になった二人でした
このお話は短編が集まっての1冊で、おまけに両方の視線からお話が描かれていて、その中には思い出話があったりして楽しめます!
なかでも海東の家庭事情から、海東のお祖母ちゃん(飛馬お気に入り)とのエピソードも素敵で、お祖母ちゃんおもいだった二人の、優しい思い出もたっぷり詰まっていました
静かなお話で目くるめく展開なんてなく、どちらかと言うと地味なんだけど(おい!)どうしてこんなに、このお話は素敵なんだろう(まぁ~好みの問題ですが)…
とっても素敵な2冊でした(でも、続編に口絵はあったんですが挿絵がなかったよ~)
ふみのつぶやき
結構頑張って読んでるんですが、新刊がまだ7冊もある
今日はルチルも届くし、明日はリブさんの新刊も届くし(1冊だけどね)グルグルグル