わたしのBL日記

椎崎夕さんの『コイビト』読みました

イラスト　『三池ろむこ』

【あらすじ】 事故で陸上選手生命を絶たれた菅谷僚平が、自分を裏切った男・高階に別れを告げたのは三年前。
大学生になった僚平の傍らには、まるで「熊」のように大柄な後輩・左右田が眠っていた。この男と体の関係はあっても、コイビトは作らない主義――そううそぶく僚平の前に妻子と共に高階が現れ･･････。
書き下ろし２編約１５０Ｐを同時収録した新装版。


 

わぁ～い！大好きな椎崎さんの新装版
白泉社文庫を中古で、2年待ちでゲットして読んだのが、つい最近だったんですが・・・・・・新装版でおまけに、『本編以前』と『本編のその後』作品が、2本の書下ろしが収録されていて感激


人間関係が、ちょっと複雑なお話です（お話は複雑ではないですよ）
高校時代からの後輩、大学生・左右田×大学生・菅谷僚平！
二人の出逢いは、当時高校2年の僚平が、左右田の高校に、事情で転校してきたのがきっかけで、その後先輩後輩のお付き合いから始まり、コイビトとは言えないけど（僚平がコイビトを作らない主義）、それっぽい関係になったのは、左右田が大学生になってから

このお話は、義姉夫婦（旦那は元カレ）が、3年ぶりに僚平のマンションを訪ねてくるところから、始まります…

僚平の過去、どうして転校したのか？
どうして、元カレが義姉と結婚したのか？
過去のお話を、上手く織り交ぜながら、左右田×僚平に絡む義兄…

どうも、以前の文庫を読んだとき、左右田×僚平がメインなのに、横やりな存在である・義兄の存在感が大きすぎるなぁ～っと思ったんですが（義兄が最悪～）

今回は、書下ろし２編（約１５０Ｐ）もあったので、左右田×僚平の、前後編をタップリ読めて、色んな意味で大満足（右左田がとっても大らかでイイ子なので、かえって存在感が薄かったのかしら？）

椎崎さんご自身も、番外編が2本一緒にまとめてもらったことで、やっと『コイビト』のお話が、きちんと終わってくれた気がする・・・・・・と、あとがきに書かれていました…

 

私も嬉しい

椎崎さんにしては、切なさはほどほど…

ふみのつぶやき

はぁ～今日からまた雨です

2011年6月発売文庫うちの巫女にはきっと勝てない 価格：559円（税込、送料別）