☆渡海奈穂さんの新刊文庫『兄弟とは名ばかりの』

2011年11月02日

☆渡海奈穂さんの新刊文庫『兄弟とは名ばかりの』

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渡海奈穂さんの『2011年10月発売文庫　兄弟とは名ばかりの』読みました
イラスト　　『木下けい子』

【あらすじ】同級生ってだけで嫌なのに　兄弟になるなんて最悪だ・・・
父親の再婚で、大嫌いなアイツと兄弟になっちゃった!?
高校二年生の伊沙は、遅刻魔で服装も校則スレスレ。ところが義母の連れ子は、学年首位の委員長・稜だった!!
「おまえと馴れ合う気はない」自分とは真逆の伊沙に、敵意剥き出しの稜。生活態度を叱責され、伊沙も激しく反発する。両親の前では良い兄弟を演じていても、裏では喧嘩ばかりで…!?一つ屋根の下、多感な高校生の繊細な恋ｖ

母の連れ子・学年首位の優等生・倉敷稜（義兄）×父の連れ子・怠惰な遅刻常習者・倉敷伊沙

わぁぁぁぁ～メチャ可愛い
好みのお話でした！（私的に、渡海さんの作品は、好みが分かれる作家様なんですが）

親同士の再婚で義理の兄弟になったお話はよくあるけれど、真逆な二人が、一生懸命親の為に幸せになって欲しくて、頑張っている姿があまりにも可愛くて、健気で、ウルってなりました（ふつう反対だよね）

家族になった最初は、無理して頑張っていた二人ですが、生活を共にする中で、お互いに認め合い、距離を縮め、惹かれあい…その過程が凄く丁寧に描かれていてよかったデス

なによりイラスト・木下さんの絵が雰囲気にあっていたなぁ