☆一穂ミチさんのルチル文庫新刊『藍より甘く』
一穂ミチさんの『2009年10月発売文庫 藍より甘く』読みましたイラスト 『雪広うたこ』 【あらすじ】夜景、港町、観覧車。完璧すぎるロケーションで入江暁行は「好き」と告げられた。三年間も友達として側にいた柘植遙から。実家が藍を作っていて、爪の先をいつも青く染めている遙。笑うと寂しげな顔が明るくなる遙。男なんて絶対ありえない、でも居心地いい彼の隣は手放したくない。誰にも言えない困惑を、暁行はブログに綴ることにするが――。 わぁー!大好きな一穂さんの新刊最近、新刊をコンスタントに出して下さるのでとっても嬉しい~一穂さんらしい静かなしっとりしたお話で、ファンにはたまらない1冊!!だって表現力がホンと!ホンと素晴らしい、それでいて簡潔な文章なので私でもイメージができるんですうぅぅ~今回も涙しました一途にズット親友を想い続けてきた遙=ハルと、そんな想いに全く全然気が付かなかった『恋愛の対象に男は絶対ありえない!』って思っている暁行(彼女持ち)のお話親友だと想っていたハルに告白され戸惑い焦る暁行でもハルが大好きで、恋愛対象としてみれない暁行自身も悩み苦しみ・・・・・ハルは大人びて冷静で淡々としているけど、3年間ズット暁行想い続け、その秘めた想いがどれほど辛くて切ないものだったかラスト!暁行がハルの想いに堕ちた瞬間!!とにかくメインの場面場面がホンと!イメージ力のない私でも見える最後の最後まで苦しんだ暁行&ハルと一緒に、私も苦しみましたよ~ホンと!今回も丁寧に描かれた心理描写に、一穂さんの素晴らしさを改めて感じたお話でした書き下ろしSSは2話収録されていて、その後の甘くて幸せな二人がタップリ堪能出来ました(安心したし&大満足)