実はうちのナオユキが１１月１日に手術を受けた。

脾臓にできた腫瘍と膀胱結石の摘出のために。。。

昨日、脾臓の腫瘍の病理検査の結果が出て「良性」だということがわかり、
やっと落ち着いてブログを書く気になった。


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はじまりは、先月１９日のトリミング後。。。

いつものようにトリマーさんから
「ナオくん、トリミング後におしっこしましたよ～」と言われたが、
いつものように、引き渡された後に、外へおしっこに連れ出した。

その時、何気なくナオユキのおしっこを見ていたら、
古い水道の蛇口から出てくるような、
鉄のようなものが混じったおしっこがジョロジョロと出ていた。
「血尿だ！」

驚いて、サロンに戻り、トリマーさんに
トリミング後のおしっこに異常がなかったかと尋ねると
「異常はなかった」との答えが。。。

病院の診察時間まで少し時間があったので、
色々な人の話を聞くと「膀胱炎じゃない？」とのこと。

「膀胱炎なら薬を飲めばすぐ治る」と聞き、
少し冷静になり病院へ行った。

担当の先生にカテーテルで尿を採取してもらい、尿検査をしたところ
「膀胱炎」との診断。

念のため、エコーで膀胱を見てもらうと
「６ミリぐらいの結石がある」ことが判明！

膀胱炎の原因は結石が原因と。。。

その日は、膀胱炎のお薬をもらい、１週間様子を見ることになった。


その日から数日、色々考え、
ナオユキは今年の９月で６歳になったので、
これを機に、健康診断（わんこドック←人の人間ドック）を受けて、
全身診てもらうことにした。

「血尿」で病院へ駆け込んで１週間後、
ナオユキのわんこドックをしてもらうことになった。

当日の朝ご飯を抜き、午前中の診察時間内に預けに行き、夕方の診察時間にお迎え。。。

フミヤは高齢なので２年に一回ドックを受けている。
だから、フミヤの時と同じ「大きな問題はない」と漠然と考えていた。

朝採ったうんちとおしっこを持って、
午前中の診察時間ギリギリにナオユキを預けに行った。

夕方お迎えに行き、先生からドックの結果を聞いた。

まず言われたことは「歯石」
最近、忙しくて、歯磨きをしてなく、
気が付いたら歯石がいっぱいついてしまっていた。
それは知っていた。

次に言われたことは「結石」
尿検査の結果、尿に結晶が混じっているかは、
まだ尿に血が混じっていて判断できないと。。。
でも、エコー検査の結果、やはり膀胱に６ミリぐらいの結石があると。。。
これは１週間前に聞いた。

続いて、
レントゲンを見ながらの説明。。。異常なし。
血液検査の結果。。。これも異常なし。

エコー検査の結果。。。
結石のことを再び言われ、色々な臓器のエコー写真を見ながら異常なしの話。。。

脾臓に腫瘍があると。。。

エコー検査で柔らかいものは黒く映り、固いと白く映ると。。。
ナオユキの場合は黒いから、直径１センチぐらいの柔らかい腫瘍があると。。。

脾臓の腫瘍の３分の１は非腫瘍病変と言って何でもないもの。
３分の２は腫瘍。そのうち、３分の１は良性、３分の２は悪性と。。。

それについては手術して脾臓を取り除き、
病理検査をしなければわからない。。。と。。。

柔らかい塊なので、とにかく安静に。
ボール遊びとかは控えて。。。
ぶつかると破裂する可能性がある。。。と。。。

今は即手術は考えなくても良いが、
手術をしても良いし、しばらく様子を見て、
１ヶ月後とかに再びエコー検査をして大きくなっていたら手術でも良いと。。。
どうするかは、ご家族で相談して決めてくださいと。。。

その日は、検査の結果に驚き、何も考えられず、家へ帰った。

ナンピョンに相談すると
「様子を見るでいいんじゃな～い」と軽い答え。。。

確かに健康そうに見える体にメスを入れるのは、
麻酔のリスクも怖いし、様子を見るでも良いか。。。と思って、
その日の話し合いは終わった。

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それから数日、フミオンマも色々忙しくて、
ナオユキのことは心配だけれど、どうするとか決められず
ただ時間だけが過ぎていた。

でも、検査結果を聞いたその週の木曜日。
わんこ友達と少しメールでやり取りをして、
このままじゃいけないと思い、
ネットで脾臓の腫瘍について書いてあるＨＰを開き、
ナンピョンに見せながら、どうするか話し合った。


「手術を受けることを前提に、明日、もう一度、先生に話を聞いてくる」
ということになり、その日の話し合いは終わった。

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翌日の夕方、病院へ行き、担当の先生から再び話を聞いた。

元気なナオユキを遊ばせないことは不可能に近い。
それに、フミオンマが心配しすぎるだろう。。。ということを
先生が考慮してくださり、
手術可能な日を近い日から順に教えてくれた。

脾臓の腫瘍は脾臓全摘出すること。
手術以外には治療法がない。
腫瘍が破裂したら、手術が成功する可能性は５０％。
今の状態なら、麻酔のリスクと出血性ショック、合併症以外で、
手術が原因で命を落とすことはない。

結石は今は膀胱にあるが、尿管に詰まってしまったら即手術。
男の子だから尿官が長く、先が少し丸みがある形をしているため、
詰まってしまったら、大変。
６ミリの結石だと尿管に詰まる可能性がある大きさだということ。
結石は手術を受けなくても、食事療法などで結石を溶かす方法もあるが
３か月ぐらいの時間がかかり、溶けない結石もある。
その間に尿管に詰まってしまったら、手術になる。

とにかく、２つの手術は緊急性はないが、
何かあったら、即手術。
どちらかに問題が起きたら、２つ同時に手術をした方が良い。

そのようなことを言われた。

一番早い日が明後日の１１月１日、そして３日、５日、９日。。。

明後日なんて、フミオンマの心の準備ができないと思い、
先生には３日でお願いし、
１日にはフミヤのわんこドックの予約を入れて、うちへ帰った。

そのことをナンピョンに話すと、
「早めの方がいいんじゃない？」ということになり、
急きょ、１日にナオユキの手術が決まった。
（フミヤのわんこドックは４日になった）

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その翌日＝手術前日は、ナンピョンが仕事へ行ってしまったため、
フミオンマ一人で心の準備。
とはいえ、何をしたらいいかわからない。

どこかへ連れて行ってあげようと思ったが、
手術前に疲れさせてもいけないし、
他のわんこと遊んで、お腹をぶつけて腫瘍を破裂させてはいけない、、、
と考えると、怖くてどこへも連れて行けず。。。

結局、うちの近所のロングお散歩しか連れて行けず、、、
おいしいご飯とおやつを作って、
それを食べさせてあげることぐらいしかできなかった。

ナオユキはいつもフミオンマと一緒に寝るので、
普段寝るのが遅いフミオンマだが、その日は１１時には布団に入って
ナオユキと一緒に眠った。

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手術当日。

朝から落ち着かない。
フミオンマが落ち着かない。

ナンピョンののほほ～んとした雰囲気にイライラ。
朝からナンピョンと大喧嘩。

でも、ナオユキを思う心は同じで、すぐ喧嘩もおさまり、
しばらく、一家４人で静かに過ごして、
フミオンマがナオユキを病院へ連れて行った。

その日、手術が立て込んでいて、
ナオユキの手術は２番目。
だいたい３時頃から手術が始められるかもしれないが、
最初のわんこの手術が大きな手術のため多少前後するかも。。。とのこと。

ナンピョンが手術に立ち合いたいと言っていたので、
３時頃、病院へ行くと伝え、病院をあとにする。

昼ご飯を食べ、３時頃、フミヤも一緒に病院へ。。。

フミオンマは血が苦手なので、ナオユキの手術が始まったら
フミヤと一緒に家へ帰ると予定していたが、
最初のわんこの手術がおして、４時になってもナオユキの手術は始らず。。。

そうこうしていると、午後の診察を受ける人たちがボチボチとやってきだしたので、
フミオンマはフミヤを連れて、一旦うちへ帰ることにした。

家へ戻るとナンピョンから連絡が。。。
「４時半頃から手術が始まる」と。。。

フミヤの散歩を済ませ、ご飯をあげて、
フミオンマは再び病院へ。。。

手術はまだ始まっていなかった。

ナンピョンは立ち合うと言っていたが、
先生に立ち合いかモニターで見るか聞かれた時に、
「モニターで」と答えたらしい。。。

それでモニター室へ通されていた。

フミオンマは手術が始まる直前までモニター室にいたが、

他の先生が「今から始まります」とモニターの電源を入れに来て、
ナオユキのお腹がモニターに映った瞬間にうちへ戻った。

それから何だか落ち着かず、
ナオユキの写真を見ていたら、ナンピョンから電話が。。。
「今終了した」と。。。
手術が始まって約１時間半後ぐらいだった。

再びフミオンマは病院へ行き、
しばらく待ち、
「そろそろ麻酔が切れてきました」という話を聞き、
ナオユキと面会。

麻酔が切れかかっていていたが、まだフラフラしていた。
伏せて、首を左右にゆっくりと振っていた。

「ナオユキ」と呼んでも、わかっていない様子。
でも、フミオンマの声を聞き、安心したのか、丸まって眠ろうとしていた。

フミオンマはもっと一緒にいたかったが
「ナオユキは疲れているだろうから早く帰ろう」とのナンピョンの一言で
面会時間は３分ぐらい。。。

とにかく、麻酔から醒めつつある。。。ということは
麻酔のリスクは乗り越えたということ？？？
そう思いながら病院を後にした。

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入院は１１月６日まで。

フミオンマは毎日、日中に面会に行き、
ナンピョンは夜、仕事が早く終わった日に行っていた。