ふ～みんの愚痴ログ

最近の小型犬のオーナーさんは、「散歩で出会う犬とお友達になってもらいたい」、「ドッグランに連れて行って他の犬と遊ばせたい」という思いを持っている人が多いようです。

しかし、ここで考えてほしいのは、「あなたの犬は他の犬と遊ぶことを本当に望んでいますか？」ということ。他の犬が怖くて上手くコミュニケーションを取れない犬はたくさんいます。そして、これを直すというのは、結構大変なことなのです。人間でも人見知りを直すのは難しいですよね。それこそ、自己啓発セミナーにでも行って......というぐらいの話です。

愛犬に友達を作りたいがために、怖がる犬を抱えて「ほら、友達でしょ～。大丈夫よ」と言って他の犬に近づける...。これ、結構よく見る光景ですよね。しかし、愛犬のほうからすれば、「友達だと思っていない」から怖いのです、唸っているのです。
それを分かっていないと、噛んだり噛まれたりのトラブルになりかねません。もちろん、愛犬に友達を作ってあげたいという気持ちは分かります。しかし、他の犬が怖いコの場合、会わせる相手にはより穏やかな犬を選び、ゆっくりと安全に慣らす必要があるのです。いきなり近所の犬に近づけても慣らすことにはなりません。

お散歩で何が楽しいのかも、犬によってさまざまです。クンクン臭いを嗅ぎ回ることが好きな子もいれば、オーナーさんとてくてく歩いていくことが好きな子もいるでしょう。大切なのは、自分の愛犬の目線を持ってあげること。愛犬が何を楽しいと思っているのか、それを見つけてあげてください。

もちろん、他の子と遊ぶのが好きな犬もいます。もしあなたの愛犬が他の犬に常にシッポを振って遊び回れる犬であるなら、他の犬と遊ばせることはとても良いことでしょう。ただし、そういう犬のオーナーさんに知っておいてほしいのが、「世の中には犬嫌いな犬もいる」ということ。むやみやたらに他の犬に愛犬を近づけるのは、マナーとして避けてください。あなたの愛犬はよくても、相手の犬は怖がっているかもしれないのですから。