お蝶の部屋

頭がガンガンする。 泣きすぎて。


化粧は落ちて、目は真っ赤。

鏡で自分の顔見て、びっくりした。
かなりひどかった。

朝よりはましな電車の込み具合。
それでもドアにひっつきながら、おもむろに鞄からチラシを引っ張り出してる。 あらすじを読んでみる。もう知ってるのに、何度も何度も。


うー。
なんかくやしい。


泥酔して爆睡してるおじさんをたたき起こして、

お喋りに夢中なお姉さんの間を遮って、

この車輌に乗り合わせている人に一人も残らず伝えたい衝動に駆られた。
この悲しみと、温かさと。


この映画のメッセージを、

この世でまるで自分だけが受け取ってしまったかのような気持ちになり、

ちょっと優越感、ちょっと罪悪感。。。



「夕凪の街 桜の国」 この夏ぜひ観に行ってください。