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ぐうたら日記

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2008年03月16日
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カテゴリ:娘、頑張る
頂き物の苺が2パック。
取り合えず、初日に1パックを食後のデザートにするべく、水洗いしたものを1つのザルにど~んと盛って提供する。
好きなだけ食べるが良い!!!
で、後はダンナに任せて私は風呂に。
先に体を洗ってから、ダンナに娘2人を連れてきてもらうと、何故か娘が機嫌が悪い。
「娘は偉かったんだよ。小娘が凄い勢いで食べていたんだけど、最後のひとつを小娘が食べ終わったとき、娘がまだ食べてたのね。小娘がもっと寄越せって大騒ぎしてたら、自分が持っていたのを『こむすめちゃん、たべていいよ』って上げてくれたんだ」
ダンナが報告してくれたので、娘を褒めると、娘の機嫌が一層悪くなった。
・・・・これは。最後のひとつを上げちゃったけど、実は自分で食べたかったんじゃないか?
湯船の中で、
「小娘ちゃんに最後のひとつを上げたのは偉かったね。でも、それは娘ちゃんが食べているやつだったんだから、無理してあげなくても良かったんだよ」
と云うと、泣きそうな顔で抱きついてきた。
やっぱりそうか。
多分、そのときは親切だか格好付けだかで上げてしまったのだが、今になってそれが惜しくなってしまったのだろう。全く、娘らしい行動だ。

その後、娘たちが寝静まった後、ダンナが携帯のムービーを見せてくれた。
「ホラ見て。小娘の食べっぷり、凄いでしょ」
確かに、おおきな苺を3口ほどで平らげ、次から次へと手を伸ばしている小娘の姿が。対して、ひとつの苺を大事そうにちびちびと食べている娘。小娘が3つ食べる間に、娘は1つほどしか食べてなさそう。それにしたって・・・。
「これが原因かぁ」
と云うと、ダンナが不審そうに聞き返してくる。
「何が?」
「いやね、多分ムービーで撮ってたから、娘は余計に良い格好しようと思ったんじゃない?普段も、カメラを向けると途端に小娘に親切になるヒトだから」
「・・・・・可哀相なことしたかな・・・」
「ま、これも良い勉強でしょ。まだ苺が1パック残ってて良かったよ」

翌日、今度は最初から娘と小娘に同じ数だけの苺を取り分けた。が、食べる量が小娘の方が多そうなので、全体に大きめな苺を小娘に。
「こっちのほうがおおいね」
先にやってきた娘が、人目見て小娘の皿の方が多そうなことに気付いた。ばれたか。
「一緒だよ。数えてごらん」
「ひとーつ、ふたーつ・・・・ほんとうだ。りょうほうとも7こだね」
満足して、小ぶりな苺の皿を食べ始める娘。・・・・良かった(^^;)。
後から来た小娘も、猛烈な勢いで苺を食べ始める。案の定、娘が3つ目に手を付けた辺りで、小娘は全部食べ終わってしまった。
「(私の方に空の皿を寄越して)だーっ!!!」
ともっと寄越せの催促をする小娘。もうないよ~、と云うと、今度は娘の方を指し示して、
「だーっ!!!」
と騒ぎ始めた。でもあれは、お姉ちゃんのだから駄目なのだ。しばらく恨みがましい目で娘の苺を見つめていた小娘だが、貰えないと分かると諦めて居間に行ってくれた。
案外、諦めが良い。ほっと息をつきつつ皿を洗っていると、背後でちびちびと苺を食べていた娘が、
「もういい。ごちそうさま。ふたつのこってるよ」
と椅子を降りて居間に行ってしまった。
やっぱりねぇ。絶対娘はこんなには食べきれないと思ったのだ。
それでも、今度は心行くまで苺を味わえたことで、娘も安心してくれたようだ。

さて、残った苺の行方だが。
折角諦めてくれた小娘を、再度刺激したくはないなぁ。それに、いつもお姉ちゃんの残りがもらえると思ってしまったら、やっぱり今後、同じように娘のものを欲しがるようになりそうだし。
という訳で、ダンナ、食べるか~い?
昨日、今日と、小娘の勢いに負けて、私もダンナも苺を1つずつしか口にしていない。残りは山分けと行きましょう。
小娘の目に触れないように、こっそりと頂く。
確かに、とても美味しい苺でした。





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Last updated  2008年03月16日 23時12分15秒
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