20日の夜2時頃（21日2時）我が社宅の前の道で
数人の酔っ払いの大声とガシャーーン ガシャーーンという物音

こっそり窓から見たところ
我が子の自転車を含む社宅の自転車数台と
プランターや植木鉢などが散乱している

ちょっとヒドいので110番通報

「はい 110番です」
「○○駅前の○○社宅の者ですが 前の道で酔っ払いが数人暴れてまして
　自転車や鉢植えを放り投げてまして」
「あー 駅前交番のところですねー　放り投げてる？ほー」
「そうです 交番のすぐ近くです
　こんなに物音しているのに なんで交番から出てこないんですかね？」
「巡回中なのかなー　んじゃ パトカーまわしますねー
　あっ お宅どちらさん？」
「○○社宅の○○です　早く来ないと連中 どっか行っちゃいますよ」
「はいはい～」

110番とノンビリ話している場合ではない
とにかく早よ来んかい

私も様子を伺いながら外に出る
すると同じ階段の若者Ａ君（当然同じ会社）も出てきていた

「あ どうも」と挨拶した私をよそに
「アイツら シめちゃいましょ」と 遠ざかった連中に向かって歩き出す
「へ？」

普段温厚なヤツなのに どしたんだ？
頭に手ぬぐい巻いて やる気まんまん

ちょうどパトカーも到着

一人だけ逃げようとせず平気な顔してタバコ吸っているヤツがいる

「ちょっとちょっと アンタたち 暴れてたでしょ」と警官
「ちゃうわい 暴れてへんわ」とスゴまれる

するとＡ君が警官を押しのけ
「おい！ナニをとぼけたこと言うとんじゃ！
　ちゃんと見てたっちゅーに！
　嘘ついたらどないなるか分かっとんか」
「いや だからオレやってないって」
「おまえがちゃうとしても お前のツレがやったんやろ
　酔っ払い同士は連帯責任やろうが ちゃんと面倒みんかい ボケ！
　やったんやろ？ちゃうんか？え？」

このＡ君 大声で脅すのはなく 肩を抱いて顔を思い切り近づけながら
汚い言葉なのに静かに そして凄みのある声で話しかける

思わず「はい すみません」

よぇ～

Ａ君は警官に向かって
「こいつ やった言うてますよ」

警官より落とすん上手いやん

結局 実況見分後
自転車は投げられたのに壊れてなく
植木鉢の持ち主（わざわざ警官が起こしに行った）も
不問にするということで連中は厳重注意で釈放



「あいつら 結局4人いて
　暴れてたヤツを止めようとしてたヤツもいたらしいですよ
　普段はちゃんと働いている連中らしいっす
　酔っ払いはちゃんと身内で面倒見なアカンやろって」

Ａ君は私が事情聴取されている間に連中を説教していたらしい

思いもしない夜中のバタバタだったが
いつもニコニコしているＡ君の知らない一面を見た夜でもあった
Ａ君も酒飲んでたのかな