今日のバトルトークラジオは
「今のリサイクルはかえって環境に悪い!」
という武田邦彦教授とバトル。
あなたはペットボトルや家電などの
リサイクルに意義を感じていますか?
というのがテーマでした。
この先生の著書を拝見したことが無いので
ちゃんと理解できていないかもしれませんが
・今のリサイクルすると言って、集められたペットボトルのほとんどが
利用されずに、東南アジアに売りつけられている。
・プラスチックを燃やす能力のある焼却施設を建設する
義務を怠った行政がリサイクルという名目で別に集めている。
・ペットボトルは便利なんだけど、捨てることに抵抗のあった
日本人にとってリサイクルできるということで、罪悪感が減る。
・資源ごみとして集められたゴミが
実際にどのように利用されているか明確ではない。
などと言うことを、ラジオでは言っていました。
私の受けた印象では
この教授はリサイクルすること事態が反対なのではなく
今のリサイクルの状況がいけないということを言いたいのだなあっと思いました。
特にゴミにかかわる、行政に不信があるようです。
自分で出したゴミを自分達でまた利用してこそリサイクルできていること。
そうでなければ、リサイクルとして出した資源ごみも
結局は普通のゴミを同じだそうです。
ラジオで視聴者の方が電話で参加されていた意見で
「リサイクルするようになって、家に持ち込むゴミが減ったので
意義があると思います」っと。
確かにそれは、すばらしいことだと思うのです。
でも、その方のその後の意見。
「たとえば、スーパーでトレー付の商品を購入したら、
中身をビニール袋に入れて持ち帰る。」
これって、ゴミを減らしているより、増やしてますよね。
他の方が言っていた意見で面白かったのは
「エコバックが普及してきているが、それを利用している方が
詰め込み台にある透明のビニール袋を大量に持ち帰っているのをみて、
なぜ、白のビニール袋はダメで、透明のビニール袋は無料なのか?
何がエコなのかわからない。」
節約とエコって、決して同じではないのですよね。
つくづくエコ、環境、リサイクルの難しさを感じました。
【武田邦彦教授の主な著書】
「リサイクル」してはいけない
「環境にやさしい商品」買っていいもの悪いもの
リサイクル幻想
二つの環境
環境問題はなぜウソがまかり通るのか