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今朝テレビを見ていたら、ワイドショーで恐ろしいトピックを流していて、思わず耳を疑ってしまいました。
それは道路に落ちた鳩の糞が乾いて、何だかというウイルスを空中にまき散らし、それが人体に影響を及ぼし、熱や咳が出て、最悪だと死にいたるとか。(かなりはしょった説明ですが・・・・・・) それはそれで、なるほど。っと思いました。確かに子どもの頃によく「鳥の糞にはばい菌が沢山あるから触っちゃイケナイよ。」と言われてきたもの。 ところが耳を疑ったのは、その後でした。 「だから、ハトにエサをやらないで欲しい。そうすればハトが何分の一かに死滅するから。」 と!! 実際にそう言う運動をしている人達がいて、一生懸命訴えていました。 どこぞの市でハトにエサをやらないでいたら、5分の1に減ったから、東京都も1年間そうしてみて、どれくらいハトが減るかを調査するそうです。 ちょっとまって・・・・・・。 ハトが増えすぎたら困る・・・・・・というのはわかるけど、 ハトの糞が人間に良くないからって、それだけの理由でハトを殺すの???? ハトの糞が人間に害を及ぼすって、それって、どれだけの事?? 人間に害を及ぼすのは、もっともっと他にいくらでもあるでしょう?? 自動車の排気ガスだって、工場排水だって、家庭用の排水だって、有害ガスだって、ダイオキシンなんて人間が作り出したゴミから出るのだし、ホルムアルデヒドなんて家のあちらこちらから出ているじゃない。コンピューターや家中の電気器具や携帯電話の電磁波を始め、有害電波なんてどれだけ飛び回っている事か!もっと、もっと、沢山あるでしょう?? 人間に便利な物は、どんなに有害でも無くさないで、ハトは全然人間の生活に関係ないからって、人間の一存でそんなに簡単に殺していいものなの???? ハトが人間に何をしたというの?? 一体人間って、なにさま??? 最初に木をを切り、森を開拓したのは人間でしょう?? 彼らの住処をつぶし、エサ場を奪ってきたのは、人間でしょう?? 自分達だけに便利な様に、自分達だけに有利なように、自分達さえよければ。って。 マンションの高層階に住んでいる友人が、ベランダに落とされる鳥の糞や鳥の巣に迷惑していたけれど、もともと空は羽を持っている鳥の領域だったはず。 人間があとからドカドカと踏み込んでいったんじゃない。 都会ではカラスがうるさいです。でもそれは住処もエサ場も極端に少ないから。住めるところ、エサの有るところに集まってくるのは当然のこと。 田舎では、カラスの声なんて、ほんと、夕方くらいにしか聞こえない・・・・・・。 自然界の物はすべてきちんと“棲み分け”ができていて、お互いの存在同士がものすごく完成されたバランスで成り立っている。けれど、人間がそのバランスをどんどん崩していっている。 人間だって、この地球に住んでいる生物の一種に過ぎないんだから。 無神経になってはいないだろうか?? 「生命」というものに。 勘違いしてはいないだろうか?? 「人間が一番えらい。」と。 簡単に「無くせばいい。」 それでいいのだろうか・・・・・・??? 「自分さえ良ければ・・・・・・」 無意識にそう考えてはいないだろうか・・・・・・?? 人間には「感性」がある 人間だけに与えられた「感性」 光り輝く生命の源にもなる「感性」が、 無感覚にはなっていないだろうか・・・・・・?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.14 07:59:54
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