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昨日今日と暖かいのを通り過ぎて暑いくらいの気候ですね~♪
この気候のおかげで、桜のつぼみは一気に開き、本当に今が見頃ですね。 明日はお花見に繰り出す人がきっととても多いことでしょうね♪ さて、風水を勉強してから家の中の風水調整はもとより、日本の四季折々の自然や行事がとても楽しくなりました。 そこで、これから一年間、風水日記を通じて日本の四季を感じながら“愛と美”を追求してみようと思います。 不定期更新になるとは思いますが、四季折々、その時期毎の様々な事を綴ってゆきたいと思いますので、皆様気長におつき合い下さいませ m(_ _)m (笑) ***☆☆☆*** 皆さん二十四節季という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは昔から季節を知るための目安とされてきたもので、春夏秋冬の4季節をそれぞれ“初”“仲”“晩”の3つに分けて、24としたものです。 皆さんが良く聞く、立春、春分、秋分、冬至、大寒などがそれです。 昔の人々はこの二十四節季で季節を知り、農作業などに役立てたのですね。 二十四節季について詳しくお知りになりたい方は、インターネットの検索に「二十四節季」と入力するとワンサと出てきますので、そちらの方でお調べ下さいね♪ さて、二十四節季では、4月5日が丁度“清明”でした。 清明とは、草木の花が咲き始め、万物に気が溢れ、はつらつとしてくる時期。だそうです。 桜が咲いて、まさに春!!と思いますが、この清明からもう晩春なんですね。初夏はもうすぐ・・・っていう感じでしょうか。 今日、近所の川沿いにある桜の並木は満開でした♪ 桜と言えば、自ずと“花見”デスよね。(笑) もう随分前に、私が着付けの師範を取った頃、着物を着て出かけるシュチュエーションを模索していた時期があったのですが、その中で代表的だった物のひとつに「桜の花見」がありましたね。 満開の桜を見ながらそぞろ歩くのも素敵なのですが、何と言ってもやっぱりお着物を着たら、桜の花の下での野立て(のだて)なんて素敵ですね~♪ 本格的にもうせんを敷いて、茶箱を置いて・・・などというのはなかなか機会がありませんが、お気に入りの場所を見つけて、お茶とお菓子を小さなお重に入れて頂くのも、なかなか素敵ですよ。 蛇足ですが、着物を着た時には必ずお懐紙を携帯すると、色々な場面で役立ってくれます。 お茶をなさっている方ならご存じでしょうが、お懐紙はそのまま手元でお取り皿代わりになりますから。 お懐紙は百貨店で茶道具を扱っているコーナーに必ずあります。 四季それぞれの模様が入っているお懐紙もあるので、季節によって使い分けるのもオシャレですよね♪ ご一緒される方に「お♪着物通!!」と思われたりして! 気象庁が開花予想に使うのは「ソメイヨシノ」という種類の桜だそうで、そのつぼみ10個の重さを量って、その重さが1グラムになると10日後に花が咲くそうです。 1グラムのロマンですね♪ 桜の開花の時期は本当にアッという間ですが、その短い間に人の心にどれだけの思いを抱かせるのかは計り知れない物がありますね。 これだけ桜を愛する人種はおそらく日本人だけだと思うのですが、そもそも桜を愛で始めたのは、平安時代からだと言われています。どうしてかというと、かの有名な『万葉集』には梅の方が多く詠まれているそうだからだそうです。 京都に都が遷され、和の文化が出来はじめてから桜とのご縁が深くなっていったそうです。 では何故桜が登場したのか?? おひな様の飾りに桜の花が満開に咲いた木が有るのを知っていますか? あれは「左近の桜」「右近の橘」と言って、桜への礼賛が始まったそもそもの始まりなんだそうですが、その始まりの元は、桓武天皇が御所の前庭に吉野から取り寄せた桜を植えたことからのだそうです。 ではその吉野の桜はなんぞや?と言うと、その昔、役行者が大峰山で感得した蔵王権現を吉野山の桜の木に刻み、本尊にしたと言われていて、以来桜は神木とされていたそうです。 その後信者による献木、植樹を重ねて増えていったそうで、今では有名な吉野山の千本桜といわれています。 日本の色名に“桜色”というのがありますが、これは残念ながら桜で染めた色ではないんですね。 紅花で淡く染めた物を指すそうです。 “チェリー・ピンク”は、その名の通りサクランボのピンク色を指すのですが、実際のサクランボの色ではなく、少し紫っぽい濃いピンクを指します。 チェリーで思い出したのですが、4月になると祇園新地の都をどりが話題になりますね。 この都をどりが英語で“チェリー・ダンス”と訳されているのを見て、 さくらんぼ踊り?と、思わず笑ってしまったことがありました。 思えば、“さくら”は“チェリーブラッサム”で直訳すれば“サクランボの花”と言うことです。 あちらの国では、桜は単なるサクランボという果実の花に過ぎなかったのですね。(笑) 桜の花咲くこの時期の都をどりは、まさしくチェリーだったのでしょうけど、それならチェリーブラッサム ダンスの方が良かったと思ったのは私だけでしょうか??f(^^;)ポリポリ さて、お祭りの話が出たので、春のお祭りで桜にまつわるお話をひとつ。 春のお祭りは、その年の豊作や平穏を願う意味合いの物が多いのですが、その中に鎮花祭(はなしずめまつり)と言うのがあるそうです。 桜の花が散る時には、悪霊達が暴れ出すと信じられていたので、それを鎮める為に行われるお祭りだそうです。 当時一番怖がられていたのが疫病で、悪霊と言えばすなわち疫病の神、疫神の事なんだそうです。 この疫神が活動して疫病が広がらないように、疫病を鎮める為に疫神である三輪大神・狭井の神を祭ったのがはじまりなんだそうです。 今で考えれば、この後すぐにやってくる梅雨の時期に、気温と湿度が上がって、ウイルスやバクテリアなどが繁殖しやすくなり、それらに感染して病気が伝染してしまうということなんだろうなぁ・・・・・・と思うのですが、それにしても、その疫神を鎮める為に舞を捧げ、桜の枝をお供えするなんていう事をしていたご先祖様達の感性は素敵だったなあ・・・・・・と、思うのでした。 当時の人々にとっては、そんな黄昏れている場合じゃなくて、死活問題だったんだろうけど・・・・・・ね。(笑) 桜はバラ科のサクラ属の樹木と記されているのを見て、意外に思った事がありました。 だって、あの“どうだぁ~!!”と言わんばかりのゴージャスなバラと、どこかそこはかなさを感じさせる桜とは対極のイメージがあったからなんですけど・・・・・・。そりゃぁ桜もまとまって咲いていれば迫力もんですが、一輪だけ並べたらやはり対極かと・・・・・・。 ところが、バラも原種になると、ずいぶんとシンプルなんですよね。 そうなると、なんとなく姉妹・・・?かな?という気がしてこなくもない・・・・・・。(笑) 何だか今回は“桜”クローズアップになってしまいましたが・・・・・・。 丁度スタートには嬉しいテーマになったと思いました。 さて、最後に私が一度見てみたいと思っている桜に、小田原の長興山のしだれ桜があります。 もうかなり老齢だと思うので、早く見に行かないと枯れちゃうかも・・・・・・なんて心配しながら、今年も又時期を逃しました・・・・・・o(ToT)o ダー その桜を知ったのは、雑誌のグラビアだったのですが、高いところから撮影されたそのしだれ桜は、箱根の山の緑に囲まれ、ポツンと一つ、けれど雄大にそびえて(?)いました。 なぜそこに1本だけ桜の木を植えたのか? それとも、数本あったものが1本だけ残ってしまったのか?? 誰がどんな思いで植えたのか? この桜の元で、どんな出来事があったのだろう?? そんなことを考えながらその桜が過ごしてきた三百有余年の月日に思いをはせると、 もうそこはただただロマンの世界なのでした。f(^^;)ポリポリ 桜は花が散ってしまうと、一気に新緑に染まりますね。 それぞまさしく“清明”の息吹。 そして今日はお釈迦様のお誕生日の花祭り。 勢いのあるこの時期の“気”を思う存分取り入れて、 悠久の昔の人々のように今年一年の平穏を願うのも良いかも知れませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.08 20:52:09
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