学童野球の頂点を決める大会の都予選準決勝、三位決定戦、決勝戦が府中市民球場で行われました。
どのチームも一日二試合ずつ、朝8時半からの試合で、親子ともどもハードな一日だったのではないのでしょうか。
そして、4チームのうち上位3チームが全国大会へ。それもシビアな結果です。
午後1時前に球場に着くと、ちょうど三位決定戦が始まるところでした。この間偶然観戦した葛飾の木根川レッズと清瀬レッドライオンズの対戦でした。
一回の裏に三安打で清瀬レッドライオンズが1点先取。その後は、お互い塁に出しても点にならず。清瀬の方が押し気味の試合運びでした。
7回最終回にドラマがありました。
木根川レッズの先頭バッターがサードフライで1アウト。二番手が1,2塁間に転がし出塁。ところが次の選手がレフトフライで2アウト。清瀬としてはあと1アウトで終わりと思っていたでしょう。
ところが、その後レフト前、センター前と連打で満塁に。2アウト満塁。この打席に立ったバッターのプレッシャーは、たぶん本人しかわからないと思います。
それもカウント2-3。あと一球で押し出し同点、ヒットで逆転、アウトで終了。。。みながどどうなるか、両チームは大声で応援、私のような観戦者は息を殺して見守りました。
いいところにボールが入って来ました。ピッチャーも押し出しの危険があり、同様にプレッシャーが凄かったと思います。ストライクを取らないとだめ、でも打たれたら逆転の可能性あり。ボールはショートの横に。ここで抜けたりエラーで点が入る。。。と思ったのですが、ショートは落ち着いて一塁送球。打者はヘッドスライディング。
打者の必死思い届かずアウトで試合終了。ヘッドスライディングの選手はその場で泣きだしてしまいました。
まるで高校野球の夏の大会のラストを見ているような迫力とすがすがしさがありました。
三位と四位の全国大会への道を取れるか取れないかの大きな違いがあっての勝敗です。
負けた木根川レッズの選手たち、この先中学、高校で野球を続ける選手が大勢いると思います。悔しい思いを力に変えなければいけないいい経験をしたのだと思いました。
清瀬レッドライオンズは最後の最後で危ない場面だったのに、よく崩れず、エラーせず勝利を手中にしたと思います。全国でも同じようにがんばって欲しいです。
そして決勝戦は、青梅新町ライオンズと足立カバラホークスの対戦。ライオンズとホークスですか^^;、とちょっと笑いました。
こちらは、青梅の方が応援から選手からとにかく元気で楽しそう。お父さんの応援団も高校の応援並で球場に来ている人が全員で戦いに来ている感じでした。
元気よく楽しくやる大切を思い出させてくれるチームでした。
試合は、2回の表、青梅の攻撃で、四球とエラーで2人塁に出て2アウトから二塁打とヒットで3点先取。
3回には足立のピッチャーがコントロールを崩し、先頭三人に四球。満塁で外野フライでまず1点。ホームランと思われる三塁打で2点。あと2アウトから三遊間へのヒットでさらに2点で合計5点追加。
足立は、打線がふるわずヒットわずか1本で、結果8-0で5回コールドで青梅新町ライオンズの勝利。このピッチャーは四球なしヒットわずか一本。最終回にヒットが出なければ5回参考値ですが、完全試合になるところでした。青梅は元気そのままの攻守にすぐれたチームでした。
閉会式の入場行進もまるで武蔵府中シニアのように声を出してきれいにそろって行進。指導が徹底していて、元気があって楽しそう、いいチームが優勝したのかなと思いました。
足立カバラホークスも立派な準優勝。
青梅新町ライオンズ、足立カバラホークス、清瀬レッドライオンズ、全国でぜひひとつでも多く勝ち進んでがんばってください。
高円宮賜杯第32回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント東京都予選大会トーナメント