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カテゴリ:独り言
1月21日に小、中、高と一緒だった友人が亡くなりました。
20歳で発病して、それからずっと病と闘っていました。 最初はガンだと言われていましたが、「多発性硬化症」という難病だったということは亡くなってから知りました。 18年もの間、入退院を繰り返し続けて外出などままならない状態だったようです。 人の悪口を言わない、心の綺麗な優しい女の子でした。 子供が好きだから看護婦さんになるんだと言っていたことや、私がいじめにあっていた時に机にマジックで書かれた悪口を一緒に消してくれたこと、彼女との思い出はいろいろあります。高校時代では、健康的に日焼けして白い歯がトレードマークだったけ・・ 大学病院に入院している時にお見舞いに行ったのが彼女と会って話した最後です。 確か皇太子ご成婚の日でした。 そのお見舞いの時に彼女のご両親に言われた「○○子は、お見舞いに来てくれた友達の前では笑顔でいるけれど、友達が帰った後では布団をかぶって声を殺して泣いているのよ」という台詞を忘れられず、その後は連絡を取ることは出来ませんでした。 自分が健康で過ごしていることが、彼女との間に立ちはだかる大きな壁となっていたのです。 いつも心の何処かに彼女のことがありましたが、ご家族と連絡をとって様子を聞くことも、自分を拒否されるようで出来ませんでした。 ご家族に「あなたは健康体なんだから・・」という気持ちを生じさせるような行為が出来なかったというのもありましたが・・ 健康でいることに罪悪感を感じたこともありました。 お通夜と告別式には、都合がつかずに行くことができませんでしたが、小学校時代の同級生が20人ほどお通夜に駆けつけてくれたそうです。みんな心配していたのだと知ってほっとしました。 毎日、ささいなことでイライラしたり、愚痴を言ったり、嘆いたりしていましたが、私の悩みなんて、彼女の苦しみに比べたら屁でもないことです。彼女は、そういう悩みを持つこともできなかったのですから。 これからは弱い気持ちになりそうになったら、深呼吸をして彼女の顔を想いうかべて乗り切りたいと思います。生きてることに感謝して、毎日大事に過ごさなくちゃね。 もっと、楽しく過ごさなくては! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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