カテゴリ:読書ノート
池上彰さんの本。
まいどとってもわかりやすい。 第二次世界大戦以降の世界。 東西冷戦。 ベトナム戦争。 イライラ戦争。 私が生まれてから、育って、今に至る間の年月の歴史です。 現代史すぎて、学校ではならってないし、ニュースをぼんやりみていても、 なんだかいまひとつよくわかっていなかった、現代史が、 とても、よくわかりました。 すっきりです。 それで、私がずーっとなぞだった共産主義の国は、なぜ独裁政権になってしまうのか。 独裁政権はどうして、粛清はじめてしまうのか。 著者の池上さんもなぜだろうかと、悩んでいます。 でも、社会主義でなくても、独裁政権は、粛清になってしまうのですね。 民主主義のはずの南ベトナムも、ヒットラーも、そうです。 大河ドラマをみていたら、豊臣秀吉も、千利休や、おいの秀次など、粛清し始めてしまいました。 うーん。 なんでだろう。 どうすればこういうのなくなるのでしょうね。 たったひとりで一つの国全部の責任を背負うって、すごく心理的につらいんじゃないのかな。 独裁者はみんな軍人だから、政治的な能力がないからでしょうか。 きちんと、勉強していないからでしょうか。 知識がたらないのでしょうか。 そういえば、明治維新。 あれだって革命なわけですし、時の政府をたおしたのに、独裁政権にはならなかったんですねぇ。 幕末の志士は、吉田松陰先生に教えをうけているのですよね。 そして、みんなでがんばった。 だからかな、とかも、考えてみました。 アメリカとソビエトの戦い。 資本主義と社会主義の戦い。 でも、実は戦っているものは、同じなのでは。 お金ってね、さびしがりやだから、あつまりたがるんだって。 お金って集まる習性がある。 いったんお金持ちになると、どんどんたまる。 一方で、びんぼーになるとどんどんピンポーになる。 あつまろうとするお金をどう集まらずに、均一なままにしておくかが、社会主義の目指すところ。集まっているお金を維持したいのが、資本主義世界に住んでいるお金持ちの人たち。 だから、お金をばらばらにしようとする共産主義がこわい。 たたかってっいる相手は、どちらの国も同じなんですねぇ。 どうすればお金を集めずにできるのか。 そんなことを考えていたら、日本の相続制のシステムは怖いくらいすごい。 三代相続すると、だいたいなくなってしまいます。 一人で頑張ればお金は貯められるけれど、子孫には伝えられない。 しかも、日本の社長さん達って、世界的にみるとかなりお給料がすくないらしい。 個人ががんばれば成果は得られるけれど、そこまで。 子孫には伝わらないから、それほどお金が一か所に凝縮しない。 日本の相続税は世界有数の高さなのです。 その一方で、教育も健康保険もけっこう充実しているので、収入がすくなくても、ほどほどの教育はうけられるし、病気になっても大丈夫です。 ある意味すごい国なのかも。 などと、いろいろ考えました。 ベトナム戦争の背景がわかったので、興味が出てきて、今片っ端から、ベトナム戦争の映画を見まくっています。 時代背景をしっていると、ぜんぜんちがう。 おもしろいです。 そして、考えさせられます。 今日はここまでーーーー♪
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最終更新日
2011年08月08日 11時32分41秒
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