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2018年03月10日
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カテゴリ:読書ノート
「サイコパス」という言葉を初めて知ったのは、「サイコパス」というタイトルのアニメだった。
とにかく残酷な犯罪者のことらしいと思いつつ、その言葉は、最近少しづつ、普及し始めていて、この本が目についた。

他人の痛みのわからない人間が本当に存在するのである。

人間社会は、他人の痛みがわかることが大前提でなりたっているのに、時に驚くほど残酷な犯罪者がいる。また、そんな犯罪者の登場する小説や映画に、なんでこんなことできるのかと、思わされてきた。

けれど、サイコパスは、脳の一部分が欠けているために、他人の痛みを認識することができないらしい。
それが、遺伝によるのか、突然変異によるのか、
数パーセントの確率でどうしても生まれてしまう奇形のようなものなのか。
それは、まだ、わからないらしい。

東野圭吾の小説『白夜行』や、『幻夜』にでてくるヒロインの恐ろしいまでの残酷さが、
サイコパスとしてみれば納得できる。

私たちの社会に100人に一人存在する彼ら。
怖いなあと思う。
けれど、サイコパスにも色々いて、
何とかうまく紛れ込んでいたり、
自分の特性を認識して、犯罪をせずに生きていたり、
その特性を生かして、普通の人間にはとてもできないような良心の痛みの伴う決断や行動を
こなしているサイコパスもいるらしい。

はっきりと認識されなかっただけで、昔からいたサイコパスは、
それなりに必要な存在でもあったらしい。

織田信長とか、
ヒットラーとか、
歴史をみれば、もしかしてと、思える人たちもいる。

そして、ドラマや映画に出てくる死刑執行人や、首切り役人なんて、
サイコパスでなければとてもできない。


痛みがわからないから、
人を殺す、うそをつく、
残酷なことをする。

けれど、共感を持たない彼らはとても孤独で
つらい存在でもあるのではないかと著者はいう。

とにかくすごく面白い一冊だった。


サイコパス (文春新書) [ 中野信子 ]​​
サイコパス【電子書籍】[ 中野信子 ]






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最終更新日  2019年02月09日 17時01分01秒
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