「版画旅行」2日目。境泰子「morning time」
河崎ひろみさん、マツモトヨーコさん、安井寿磨子さん、吉原英里さん。ベテラン作家の中に二人のニューフェイス、境泰子さんと茶之木絵理さんの作品を展示しています。現在、京都市立芸術大学の4年生写真は境さんの「morning time」横に長い紙に、次々に朝のじかんが展開してゆく何度刷りだろう、印刷で言うとスミと赤の色刷り、なんですけど、もしかしたらローラーを9度抜けているのかも・・・一枚の銅版に「化粧」がほどこされてゆく素顔が道具によって刻々と変化してゆく。映像ではなく、版画でその表現に取り組んでいる。口紅の赤は、関西的には「おち」なのかも人は道具とじかんをかけて変化してゆく。この版画をつくるためには頭の中の道具立てがかかせない。あーなって、こーなって、そーなるんだ、って。たっぷりとじかんが、かかっていそうだどの作家の作品も多くのじかんの蓄積。その人、その人の一番大切なじかんが注ぎ込まれているgallerymorningkyotoにほんブログ村