「Message」再確認。栗田咲子、境泰子、常設作品と座って読めます「過去ある雑誌」
宝島創刊号(1973年)、植草甚一さんは書く「ワンダーランド創刊に当たって・・・まねをするぐらいイヤなことはない。どんなにぼくたちは、まねをすることで毎日をつまらなくしていることだろう。それにも感じなくなってしまったんだ。けれどやっとそれに気づいたらしく、あたらしい勇気にとんだ雑誌がいくつもではじめている。(中略)そうした新雑誌のなかで、ぼくたちのがどう発展していくか、とても興味深いことになった。がんばってやっていこう。」POPEYE創刊号(1976年)「都会に住んでいる人なら、一週間も街を離れるともう、あの空気が恋しくなってしまうでしょう。街がいつの間にか、精神的な故郷になっていることに気がつくのです。(後略)」「<ポパイ>は、都市生活をテーマにした、全く新しいライフスタイル・マガジンです。」その後、雑誌の市場が、爆発的に伸びてゆく。iPad発売まで34年出版社が儲かり、印刷会社が利益を確実にし、紙屋さんは紙を売った。iPadがでて、コンテンツ制作者は、メディアの小作人になった、という人がいるアップルが大地主な訳か・・・。その場所を借りてイネ(コンテンツ)を育てるわけ、なのかWinner Takes AllIT世界では、勝者が全部をもってゆく・・・2010年はそんな世界になってしまった古い利権と新しい利権が音をたてて入れ替わってゆくこっちの水は甘いぞiPadに流れ込んでいる人々がいる。興味津々。・・・無料でのコンテンツ公開そこからの有料化、まだ、ネットメディアはよく分からない・・・超巨大化するコンピュータとウェブ世界小学校までが電子教科書を目指すという立ち止まれないけど、ちょっとここで「過去ある雑誌」を触ってみる愛着をもって、手に取ってきた、多くの雑誌とそこから受け取ったメッセージ古きものの中に固くなった記憶の幹に土のニオイがしていた、地面に近かった時代そんな時代に「面白いなー」と思ったモノを、もう一度gallerymorningkyoto「ことばの標本箱」にほんブログ村にほんブログ村