初展示の作品から、最新作までのながいじかん(ERI Yoshihara 吉原英里展2010,10,3、pm5:00まで開催中)
ギャラリーココ。そこで一枚の版画作品を買った。28年前83 Eri Yoshihara三つのティーカップ、ティーバッグ展覧会中の吉原さんの作品今回、お話を聞いていると、その作品が初グループ展、はじめての展示作品だった、と個展の会期中に作家さんと、ゆっくりと話せる時間がある様々なことが理解を深め解明されてゆく当時のグループ展初日、記者発表の時、彼女の作品の一枚はすでに売れていたそうだ旅の外国人が額から引き抜いていった、らしいそして、その時のエディションの一枚は今もモーニングカンパニーにあるにほんブログ村ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー銅版画家「吉原英里」が描く油絵世界吉原英里さんは銅版画家。初期の作品からインクが載る雁皮紙と洋紙の間に和紙や海外のグラフィカルな印刷物を挟み込む手法で制作を続けている。「ラミネート」と名付けられた手法は、彼女のオリジナル表現今回の作品は、油彩をベースにしたミクストメディア。キャンバスに描いた油絵。その上に寒冷紗を貼り、そして、さらに版画を刷った洋紙が重ねられている。ラミネートのコンセプトを踏襲しながら、泰西名画の画家達がつくり出した世界と日常の生活空間を結びつけている。版画家らしく、キャンバスの上に載る素材をあらかじめ構想し、一番下のキャンバスに描かれたモチーフの存在感を際立たせるという表現手法。完成へ向けて構想された画面は、その表現力によって、見事に一枚の絵に仕上がっている。一つの空間に複数の画家へのオマージュが交錯する。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー関西の版画クリエイティブのレベルは高いはじめての展覧会に要求されるクオリティ、そのスタートライン=「レベル」を設定する「学びが」が大学に画廊に存在する。版画は、一枚だけじゃなく、何枚かが刷られる。だからドローイングにくらべると買いやすいアート作品。