カテゴリ:展覧会
おだやかな冬の金曜日。京都岡崎。 2024年、展覧会が始まります。 出口朝子個展 「いくつかの言葉」 2024年1月19日(金)~28(日)12時〜18時(月曜日休廊) ・・ ・ いくつかの言葉 冬に展示をしようと決めたときに思い出した本があった。 「冬の眠り」(『The Winter Vault』Anne Michaels, 2009)というカナダの小説で著者は詩人でもあり寡作の人だ。 丁寧に紡ぎ出された言葉の一つ一つと心が同期した時に、現れる線やかたちを見たくて描いてしまう。 そしてある地点から言葉とも離れて線や形だけの世界が現れる。 線やかたちを通した言葉がまた誰かの心に届くといいなと思う。 出口朝子 1975 石川県生まれ 1997 京都精華大学美術学部日本画専攻卒業 滋賀県大津市在住 個展 2004 アートスペース虹/京都 2006 ギャラリー山口/東京 2009 アートスペース虹/京都 2012 「auxinから」アートスペース虹/京都 2014 「虹色の劣化」アートスペース虹/京都 2015 「流れる時間のかたち」アートスペース虹/京都 2016 「湖、光」アートスペース虹/京都 2017 「NOTE」アートスペース虹/京都 2018 「songs」ギャラリーモーニング/京都 2020 「resonance」ギャラリーモーニング/京都 2021 「Call」ギャラリーモーニング/京都 グループ展 2006 「Art Jam展」ギャラリー山口/東京 2007 「conspiratio 6」LuxGallerie/東京 2008 「conspiratio 7」LuxGallerie/東京 2015 「カレンダー展」アートスペース虹/京都 2017 「非在の庭 最終章」アートスペース虹/京都 受賞 2001 西脇市サムホール大賞展入選/兵庫 2016 堂島リバーアワード入選/大阪 ・・ ・ 雪がきた冬の朝の、音を無くした世界のように。閑か。 墨の黒、箔の銀、鉛筆のシンプルな線が画面をつくり出しています。 その世界は言葉から生まれ出たもの。物語の出来事、情動、連なりが、制作の衝動の出発点。 一見モノトーンに見える世界が、見るその時の光と呼応し発光する。 黒のなかに沈む形、線、面が光によって浮かび上がり、空白をも取り込んで新たなる静謐さを奏でます。/ギャラリーモーニング ・・ ・
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Last updated
January 19, 2024 04:21:52 PM
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