親切も・・・・。
嫁に行って27年目の義妹と我が姑様はとても仲よしです。嫁いで26年目,姑と同居の私ですが,時々居場所がなくなるときがあります。その原因は「家」への考え方の違いかもしれません。姑や義妹は,この家を「自分の家」と言います。毎日なんやかやでやってくる義妹を庇うのか「じぶんちだからいいんだよ。」と言います。嫁の私は,「お兄ちゃんの奥さん」「○達のお母さん」です。私はと言うと,嫁いで26年。姑とも人間関係を結び,近所にもこの家の住人として認められてきていると感じています。○家の一員のつもりなのです。姑,夫,私,3人の子どもが,○家の家族と考えています。姑が昨日白内障の手術をしました。今仕事を休むことができる私なので,家族として関わりたかったのですが,義妹が全てを取りしきり,いつ入院したらいいのか,何時から手術なのか,その他,聞いても「いいのいいの,私が全部もう手配したから。ふうさんは何もしなくていいのよ。」です。普段フルタイムで働いている私には,姑の白内障その他,様々な面で,全てを自分が関わることは出来ません。義妹の手助けが助かるのですが,このように,出来ることまでされたり,誰が主なのか戸惑わされる状況になると義妹への感謝の気持ちが,邪魔な人へ変わっていきます。昨日は,手術後の夜の付き添いが必要なことを初めて知りました。もちろん,我が家の人がするのが当然と夫と話し合いを始めたところ,「いいの,いいの,○がすることになっているから。」と義妹。姑も「いいだよ,○ちゃんに頼んだから。」○ちゃんというのは,義妹の末の大学1年生になった娘です。びっくりしてしまいました。我が家には,同居の息子(夫)も嫁(私)も孫達(我が息子・娘)もいるのです。「家族」と思ってきたこの気持ちが否定されてしまった気がしました。せめて,相談して欲しかったです。人の心には,助けてもらえて嬉しいという領域と,ここから先は踏み込んで欲しくないという領域があると思います。親切が相手の居場所をなくさせることもあると思います。親切で相手が苦しくなることもあると思います。ふと気づくと私は,この義妹の事が常に頭にある気がします。悔しい気持ちとなんとか自分の領域に入り込ませない策を考えています。情けなくなります。こんな事で心を乱し,頭いっぱいになっている自分が情けないです。