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カテゴリ:社会・ニュース
カステラの切り落としとか、食パンのミミとかが美味しいのと一緒で、新聞はネットに載らない記事が面白い。…ん? 例えがおかしいかも。ともかく、連載小説だとか読者投稿だとか、著名人の寄稿だとか、著作権などの問題も絡むのかもしれないけれど、「あ、これ面白い」と思ってTwitterでつぶやいたりブログにリンク張ったりするために探すと記事自体がネット上にないことが多いのです。
小説なんかはしょうがないですけどもね。今、毎日新聞の日曜版で連載されている篠田節子さんの「銀婚式」はいつになく毎週かかさず読んでいます。続きが気になって仕方ない。 それと、神奈川新聞の「わが人生」というコーナーは神奈川にゆかりのある著名人の自伝を連載形式で掲載しているのですが、いま掲載されているのは人材派遣会社、テンプスタッフの社長、篠原欣子さんの人生。このコーナー、あんまりちゃんと読んでなかったんですが、この方の人生はとても興味深くて毎日楽しみに読んでいます。 記事が手元にないので間違いもあるかもしれませんが、20代で結婚、離婚、英語の勉強のために単身海外留学、日本に帰ってきてから38才で人材派遣会社をたちあげ、外資系企業に飛び込み営業、ゼロからの人材集め…とまるでNHKの朝の連ドラの主人公のような人生。たぶんご苦労も多かったと思うのですが、文章からは常に前向きでご自身の波瀾万丈な人生を楽しんでいるかのような雰囲気が伝わってくるのです。なんだか読んでいて元気になる感じ。一冊の本にまとまったらもう一度読んでみたいです。 私の友人知人の女性たち(女性に限らないのかもしれないけれど)を見ていると、仕事や結婚生活や子育てなどで活き活きとしている人たちって、小さいことにこだわらずにあまり迷わない、悩まない、そして楽観的。とりあえずやってみればどうにかなるさ、っていう精神。 翻って、悩んだり迷ったり、石橋をたたいて渡るタイプの場合は、やりたいことはあるけれど、失敗したらどうしよう、いまの生活が変わるのは嫌、先が見えないのが怖い…と躊躇してしまう。そういうタイプはうまく周りの大きな波に巻き込まれて本人の意思と関係なくどんぶらこ、と流されてしまうと案外うまくいったりするのかもしれませんが、なにしろ慎重派なので波に巻き込まれる前に考え込んじゃって底に沈んで動けなくなっちゃったり。私も本質的にはこっちのタイプかも。。。 屋久島の縄文杉を見たい!と思って、とりあえず現地に行っちゃうタイプか、ネットで調べ尽くして徒歩で片道数時間という距離に恐れをなしてやめちゃうタイプかの違いかな。調べ尽くして用意周到に計画して決行するタイプもいますが、このタイプは予定外の突発事項に弱かったりします。 どっちがいいとも言えないけれど、楽観的に、あまりリスクを考えないで行動することも、ときには大事ではないかと、こういう記事を読むと思うわけです。 まぁ、篠原欣子さんの場合は、もう他に捨てるものも失うものもない、というような状況で「とりあえずやってみよう」という感じだったようなので、必ずしも楽観的というわけではなかったと思うんですが、同じ切羽詰まった状況でも精神的に追い詰められてしまう人もいるわけで、いつでも前向きに自分にできることを精一杯やる姿勢というのは見習いたいものです。もちろん、それだけの努力もされているからこそ、自分に自信を持って前に進める、という面もあると思いますが。 うーん。余分なものを捨てて、一度リセットしてから新しく何かを始めたい、という欲求もあるのですよ。しかしねぇ。なかなか捨てられないのです。煩悩の塊なもので。
↓やはりこの方、余分なものを持たない主義らしい。自然と断捨離を実践してるのだなぁ。 ■篠原欣子テンプスタッフ社長(前編) ~苦境を救ってくれた松下幸之助の本(日経ビジネス:社長の本棚) ■篠原欣子テンプスタッフ社長(後編) ~実践してこそ、本に「なるほど」と思える(日経ビジネス:社長の本棚) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 18, 2010 07:15:54 PM
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