|
カテゴリ:社会・ニュース
福島の原発事故、やっと終息への見通しが出てきたようで、ほっとしているところです。まだまだ現場で頑張っている方々がいるので、気を抜いてはいけないとは思うものの、この先いったいどうなってしまうのだろうという不安感からはだいぶ解放されました。
我が家は静岡県境に近い神奈川県西部ですので、福島第一原発からの距離は都心よりもさらに離れています(一応、首都圏の端っこです)。なので、万が一、最悪の事態が起こったとしても避難する必要はないと思っていますが、それでも現在、避難している方や屋内待避の区域にお住まいの方のことを考えると「最悪の事態」なんて起こらないで欲しい、と毎日ハラハラしながら報道を見ていました。 (参考) ■「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ(2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて) (ガジェット通信) ■福島原発に関する見解と東京の安全性について 2011/3/17 (report-fujibayashi) もともと、私は原子力発電にはあまり賛成ではありません。感情的に言えば「反対」。ただ、原発のおかげで日々の暮らしが豊かになっていてその恩恵に預かっている身としては、理性的に考えてただ闇雲に「反対」とは言えないのかなとも思っています。 原発推進派の方々はそのエネルギーが国の経済成長の原動力になり、国民が豊かに暮らしていくためには必要である、と言われるのかもしれません。原発は安全であり、リスクは少ないと。今回の事故だって、これを教訓にしてもっと強固で災害に強い原発施設を作ればいい、と言うかも。 でも、やっぱり原発は高リスク高リターンだと思うのです。そのリスクを負うのが、原発の恩恵に預かっている首都圏ではなく、地方であるというのも問題。 私は素人でエネルギー政策についても原発の仕組みについてもよく知りませんが、原発で社会の最下層の人々が高濃度の放射線をあびて働かされているとか(真実かどうかはわかりません)、最終的に自然に帰らない使用済み核燃料が大量に溜まっていくとか、事故のときのリスク以外の面を見ても、原発が本当に必要なものなのかどうか、考えてしまいます。 (参考) ■調査報告/原子力発電所における秘密 日本の原発奴隷(美浜の会) ■隠された被爆労働~日本の原発労働者1 (YouTube) ↓(必見)原子力発電について動画で解説されていてとてもわかりやすいです。 ■河野太郎の指摘 「日本のエネルギー政策」シリーズ1 原子力発電(河野太郎公式サイト) ↓原子力発電の問題点について。 ■再処理工場の稼働に反対する1(河野太郎公式サイト) ↓原子力発電のしくみなど図入りで詳しく説明されています。 ■もっと詳しく原子力(東京電力) ↓福島の原発事故後に作られたアニメ。原発事故がどういう状況なのかわかりやすいです。 ■うんち・おならで例える原発解説~「おなかがいたくなった原発くん」 この動画、非常にわかりやすい。今のところ放射性物質は拡散してなくて、出ているのは放射線のみ、ということをウンチとオナラに例えて説明してくれてます。 そして、ウンチ(使用済み核燃料)は、正常に排便されたとしても、最終的に自然に帰るわけではなくて、地中深くに埋めて処理するしかないのです。しかもその最終処分場は今のところ日本にはないとのこと。 私が引っかかっているのはこの点。原子力発電は二酸化炭素の排出量が少なく環境に優しいクリーンエネルギーって言う人もいるけれど、発電所の作業員の被爆リスクがあったり使用済み核燃料を地中に埋めて処理したりすることが、本当にクリーンなのかな。 (参考) ■原子力発電-利点・問題点(Wikipedia) ざざっと調べてみると、日本の日照条件では太陽光発電で足りない分を賄うのは無理、風力発電も同じく。火力発電では二酸化炭素が排出されてしまう。それを解決するのが原子力発電だったわけです。なにか第三の道を見つけるしかないんじゃないかな。みんなの知恵を集めて。 しかし、なんで原子力発電なのか、ということを調べて行く過程でちらちらと書かれていたのが、太陽光発電では電力量を賄えない、ということ。今は各家庭の太陽光パネルの取り付けや、そこで発電された電力の買取などに補助金など税金がかなり使われているようだけど、その政策の方向性は正しいんだろうか…。今のままだと、太陽光発電のパネルを付けた人が優遇されすぎていて(税金がそこに使われている)、なんだか不公平な感じです。今後もニュース記事などを気をつけて見ていこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 20, 2011 03:38:16 PM
[社会・ニュース] カテゴリの最新記事
|