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テーマ:暮らしを楽しむ(388407)
カテゴリ:暮らし・雑貨・きもの
あまりに暑いので、せめて気分だけでも涼しげになるように、窓の外に風鈴を吊しました。よくあるガラス製ではなく、小田原鋳物の風鈴です。
とても高音のチリチリチリンといういい音がします。小田原鋳物の風鈴には「鈴虫」とか「松虫」という種類があるのでですが、我が家のは「松虫」。まさに虫の鳴き声のような音です。 ☆動画で音を聞く(その1) ☆動画で音を聞く(その2) ↓小田原鋳物の風鈴は黒澤明監督の「赤ひげ」にも登場してるんだそうです。 ■小田原風鈴(砂張御殿風鈴)のすばらしさ(風音~Kazaoto) ↓小田原鋳物の歴史と紹介。 ■小田原鋳物ってすごい!(小田原ネットシティ21) 国会議事堂にて議長が使用する振鈴や、新宿御苑の鐘なども小田原鋳物だそうです。茶道具の世界では『小田原で鋳られた茶釜は小田原天命釜と呼ばれ、「西の芦屋・東の天命」と絶賛されて』いたそうです。上記リンク先からの受け売りですが…。 小田原ってこういう隠れた伝統工芸品がたくさんあるので、ぜひぜひ後世に伝えていって欲しいと思います。でもやはり後継者不足だそうで、難しいようです。 大量生産できないものだけど、値段を高くしたら売れなくなってしまうだろうし、安くしたら職人さんは割に合わないと辞めてしまうだろうし、売る人も、作る人も、買う人も「三方良し」で伝統工芸が残っていくような方法はないものだろうかと、思います。そういう活動をして、うまくいっている事例もあるんでしょうねぇ。 個人的には、遠くに行くときには地元のおみやげとして買って、人にあげる、ということをやっています。工芸品の存在を知ってもらって、喜んでもらって使ってもらえれば嬉しいのです。 そういう意味ではやはり、観光客への周知も大切だけど、地元の人への周知ってとても意味があるだろうなと思います。地元の名産品をもっと地元の人が知らないと。当たり前にあるものが、実はすごいものだったりするんですよねー。我が家には箱根の寄木細工のものがいろいろあって、子どもの頃は、どこのうちにもあるのかと思ってましたけど、実はけっこう高級品で自分で買うと高いもの(我が家のは貰い物)だったりするんだと、大人になってから知りました。
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最終更新日
Jul 13, 2011 03:47:24 PM
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