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テーマ:映画館で観た映画(8571)
カテゴリ:テレビ・映画・演劇・ミュージカル
映画「コクリコ坂から」を見てきました。宮崎駿作品は好きなんですけども、吾朗さんの「ゲド戦記」にはがっかりさせられたので、全然期待しないで見ました。が、意外によかったです。…って、我ながらすごい上から目線の感想だわ。いや、面白かったです、「ゲド戦記」よりも。
全体的に、昔のテレビアニメを彷彿とさせる作品でした。ストーリーも絵柄も演出も。学園モノなので、「うる星やつら」のアニメなんかと重なりました。今のアニメってなんだか絵柄がきれいすぎて見てられないんですけども、昔のアニメってこうだったよなぁって感じで、ちょっとラフなタッチでたまにオーバーアクションがあったり、適度に絵が省略されている感じとか、懐かしいものがありました。 ストーリーもありがちで、古典的。昭和の少女マンガっぽい。しかし展開の小気味よさっていうのは脚本の宮崎駿パパの手腕なのかな。いまの若い世代が見てどう思うかはわからないけれど、昭和40年代から50年代生まれの私たちにとってはかなりツボかもしれません。描かれている時代はもっと前なので、うちの母たち、昭和20年代から30年代生まれの人たちのツボもかなり刺激するものと思われます。母は公開直後にこの映画を見てるんですが、作品の中で流れる歌や曲が懐かしいと言っていました。 宮崎吾朗監督は、「ゲド戦記」のようなファンタジーよりもこういうリアルな作品のほうが向いているのかもしれません。劇中に出てくる、カルチェラタンや主人公が住む元病院の洋館など、建物の描かれ方がとてもよかったです。人間はたまにロボットっぽい動きをしてるのが気になりましたが…。 それにしても「借りぐらしのアリエッティ」といい「コクリコ坂から」といい、スタジオジブリは、若手の育成も順調のようで、今後も楽しみです。 たまに映画館で映画みるのも楽しいのですが、漢方薬を飲んでいるせいもあって、トイレが近い私。最近の大作映画は3時間超のものも多くて、絶対途中でトイレ行きたくなっちゃいます。アニメが精一杯だわ。家で見てると途中で一時停止できるからいいんですけどねぇ。
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最終更新日
Sep 7, 2011 05:23:34 PM
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