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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:本のはなし
電子書籍のストアが乱立していて、ますます混沌としています。知らなかったストアをいくつか発見したので、メモも兼ねて書いておきます。普通の紙の本だったら、どの本屋で買っても届く本は一緒ですが、電子書籍の場合はその本屋さんの提供するブックリーダーでしか読めないということが多くて、なかなか買いにくい状況です。
とりあえず、電子書籍販売サイトのリンク。以前書いた記事に掲載したストアも再掲しておきます。販売方法や課金方法、提供されるファイル形式、読める媒体などはそのストアによって様々ですのでご自身でご確認ください。 ↓主に雑誌。 ■マガストア ■雑誌オンライン ■Fujisan.jp ↓出版社のストア ■BOOK☆WALKER(角川グループ直営) ■電子書籍ブクレ(主婦の友社) ■学研電子ストア(学研) ↓総合 ■ebookjapan(電子書籍の老舗。コミックが充実?) ■電子書店パピレス(こちらも老舗) ■電子化資本Renta!(期間限定で読める貸本形式) ■BookLive! (↑トッパングループ 株式会社ビットウェイの子会社として、2011年1月に設立されたそうです) ■読むコレ(三省堂×BookLive!) ■Kinoppy(紀伊國屋書店) ■本屋 ■PuBooks ■honto(ホント) ■BOOKPUB(ブックパブ) ■エルパカBOOKS ■DEGITAL e-hon ■ソク読み(コミック充実) ■電子文庫パブリ(文庫中心) ■BookGate(iOS版のみのよう) ■BooksV(富士通。Android向けが中心。) ■TUTAYAeBOOKS(iOS向けは近日リリース) ■Raboo(楽天) (↑対応している電子書籍専用端末でしか購入できない) ↓参考記事。書かれた時期によって情報が古い場合があります(対応OSなど)。 ■表で分かる電子書籍ストア比較(eBook USER) ■最新電子書籍ストア徹底比較 2011秋(eBook USER) ■電子書籍ストアが相変わらず乱立状態なのでコミック主体で整理してみました(もとまか日記) ■電子書籍あれこれ比較 2012(電子書籍に関するニュースや出版・販売・無料サイトの情報ブログ) 提供されているファイル形式で、ePub形式というのがありますが、これだとストア独自のアプリではなくてもePub形式のファイルが読めるアプリやソフトで読めると思うのだけど、購入した書籍を自由にパソコンなどに保存することはできないのでしょうか。無料配布などのおそれがあるからダメなのかなぁ。 一番のネックは、読みやすさ(それも大事だけど)や品揃えではなくて、保存性です。そのストアが将来なくなってしまった場合や、アプリのサポートがなくなった場合、新しい端末が出てきた場合などに買った本がどうなるか、ということ。 今の時点で、対応デバイスが多いストアで買ったとして、iPhoneからAndroidに乗り換えた場合はいいとして、将来的にそれ以外の新しい端末が出てくる可能性もあります。そのときに対応できるのかどうか。または、iPhoneユーザーが極端に少なくなってしまった場合でもiPhoneアプリのサポートをしてくれるのかどうか。 ストア自体がなくなってしまう場合はどうなるのか。他のストアにデータを移す、という対応もあるかもしれませんが、その場合も、こちらの希望するストアに移行するとは限らないだろうし、最悪、ストア消滅とともに購入した書籍が読めなくなる可能性もあります。 電子書籍の価格が安いならそれでもいいかと思うのですが、紙の本とそれほど変わらない値段で販売しているものは割高感があります。それなら(一手間かかりますが)紙の本で買って、PDF化して自分で管理したほうがあとあと便利そうな気もします。スキャンしてePub形式で保存ということもできるのかな…。紙で買って、読み終わって不要になったものは古本屋さんに売ることもできます。 BookPubはPDF形式やEPUB形式で購入して、好きなリーダーで読めるようです。他のストアでもそういう販売方法のところがあると思いますが、全部チェックできてません。 コミックなどは、安価で貸本形式で読めるRenta!がいいかも。…にしても48時間で300円くらいだと微妙…。 長期保存はできないもの(将来的に読めなくなる可能性がある)と割り切ったとしても、今の状況だと、各ストアで買ったものがそれぞれバラバラに保存されて、別々のストアで同じ本を重複して買ってしまう可能性があったり(これはリアルな本屋でもあるけど)、手持ちの本が一覧表示できなかったり、というのが不便。操作方法もアプリによって違うだろうし、使いやすいアプリで読みたい本を読めるようになるといいと思います。 そういう意味では、AmazonのKindleは端末一台でいろんな本が買えて、同じ端末で同じプラットフォームで読めて、所有している書籍の管理も一元的にできる、というのはかなり便利なのかもしれないです。だから、アメリカで普及してるのかな。あ、Kindleはスマホ用アプリもあります。 ■Kindle(AppStore) ■Kindle for iPhone(Amazon) ■Kindle for Android(Amazon) ■Amazon、ついに「Kindle」を日本発売!しかもドコモ回線が無料で使い放題の神プラン!(すまほん!!) ■キンドルが日本に参入する?Amazonの電子書籍をおさらい【デジ通】(livedoorニュース) 要するに、買った本のデータがどこかのクラウドに集約されて保存されればいいのです。販売サイト(ストア)とは別に、本のデータの保管サービスがあって、別々のストアで買った本が同じところにデータ保存されるようになればいいと思います。 リアル書店の流通で言うと、取次さんみたいな存在。取次さんは、出版社と書店を取り次ぐけど、電子書籍では、書店と購入者の間で買った本のデータを保存してくれるようなサービス。そうしたら、その取次さんが書籍データも管理して、販売サイトは販売の手数料だけ取ればいいことになるのかな。システムの開発費なんかも抑えられるのかも。うーむ。業界で、なんとかいい方法を考えてもらいたいです。 ↑楽天ダウンロードでも電子書籍を販売しています。Windowsでしか読めないようですが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 9, 2012 04:09:51 PM
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