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テーマ:暮らしを楽しむ(388451)
カテゴリ:我が家の出来事
リフォームの前準備で、家の中のモノの整理が進んでおります。前々から処分しようと言っていたピアノ、とうとう引き取りに来てもらいました。処分と言っても捨てる気はなくて、いつも来ていただいている調律師さんに、もし処分するときには連絡してください、と言われていたので、その方を通じて買い取っていただきました。
だいたい6万円くらいということでした。ピアノの中に入っていた調律点検記録カードを見てみたら、昭和54年(1979年)に購入。33年間、ずーっと同じ調律師さんに毎年調律してもらっています。…ほとんど弾いてないにもかかわらず…。 子どもの頃、ピアノを習っていたときでも練習しない子だったので、調律に来てもらうといつも、「もっと弾いてください」って言われてました。あはは。 だってね、ピアノって家の外に音が響くので、ヘタな演奏だと恥ずかしくて、練習しないから上手くもならなくて、結局あんまり弾かないということになってました。考えてみれば、我が家には音楽鑑賞という趣味がありません。レコードはあったけど、父も母も普段、音楽なんて聴かないです。テレビの音楽番組も見ないし、コンサートや演奏会にも行きません。 幼稚園からピアノを習っていたものの、目標というか、お手本とするような演奏がわからないから、上達しようがないのでした。絵画は、美術館で観た絵とか、画集で見た絵とか、なんかこう、イメージが湧くから、描いていて楽しかったのですけど、音楽って、着地点がわからず、ピアノの先生に言われた通りに弾くしか能が無くて、あんまり楽しいと思わなかったです。でもなんだかんだで高校生までダラダラと習っておりました。ぜんぜん練習しないし上達もしなくて、ダメな生徒で申し訳なかったですけど、付き合ってくれた先生に感謝です。 おかげで、ワープロがで出始めたときにブラインドタッチを習得するのは早かったです。そのときばかりはピアノを習わせてくれた両親とピアノの先生に感謝しました。あと、つたないながらも楽譜がなんとなく読めるというのも、ピアノを習っていてよかったことのひとつ。…それだけかよって感じですけども、…ほんとすいません。 もともと、音楽の素養がないのです。音痴だし。 そんなわけで、ここ20年くらいはほとんど弾かれることのなかった(だけど調律だけはしていた)ピアノ、ついにお別れです。インテリアのひとつというか、家の一部と化していたものなので、なくなったら寂しい…かと思ったら、すっきりして風通しもよくなって明るくなりました。 ピアノは専門の業者さんに運搬を頼まなきゃいけなかったりするので、処分するのも大変。そういうことも全部、調律師さんが手配してくれました。ピアノの状態も調律師さんが把握しているので、買取価格も電話ですぐに見積もってもらえたし、とても助かりました(価格も妥当だと思います)。弾きもしないのに調律していたのが、よかったのか悪かったのかわかりませんけど、いい状態で再利用してもらえるなら、それでよかったのかな、と思います。 一応ね、私が弾かなくても孫が使うかも…とかって腹づもりもあって処分を先延ばしにしていた部分もあるんですけども、家もリフォームするし、孫もできそうもないし、もういいよね、ってことになりました。処分するタイミングとしても、今でよかったんじゃないかと思います。もっと早かったらちょっと惜しくなってたかもしれないし、これ以上置いておいても邪魔なだけだし。 ピアノさんには、もっとちゃんと弾いてくれる人のところで、第二の人生を送っていただきたいと切に願います。33年間、ありがとう。
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最終更新日
Jul 5, 2012 03:17:08 PM
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