写真展前の準備から搬入、展示、初日とバタバタとしていましたが、今日はちょっと一休み。会場は他の方にお任せ。暑さも一段落で、過ごしやすいです。ふぅ。



今回の三人展を一緒にやっている他のお二人は、海外赴任中とPCなし生活中という方々（ニックネームでOさんとMさんとしておきます）。MさんはPCメールがないので携帯メールのみ。逆に海外赴任中のOさんは携帯を持っていないという…。

私はMさんとは今回初めましてだったのですが、MさんとOさんは古いお付き合いだそうで、Mさんが携帯を持っていなかったときにはもっぱら郵便のやりとりだったようです。それもまた情緒があってよいですが、こういうイベントの打ち合わせではちょっと悠長すぎるので、今回はメールでのやりとりでなんとか開催にこぎつけました。

しかし携帯メールだと添付ファイルで書類を送ったりできないので、そこは郵便で。80円かかるけど、インターネットの毎月の通信料金を考えたら、切手代のほうが安い。自家用車を持つよりも、タクシーを使ったほうが年間の経費は安く済む場合があるけれど、そんな感じです。ご本人にそういう意図があるのかどうか分からないですが、お金のことを考えるとネットをしない、というのも選択肢のひとつなのかも、とちょっと思いました。

携帯を持っていないOさんは外出時はこちらから連絡が取れません。でも昔はみんなそうだったことを思えばなんてことない…はず。

それよりも、写真が全部フィルムだそうで、デジタルデータではないので、ネットプリントできないし、店頭でもちょっと高かったようです。そしてフォトブックを作りたいそうなのですが、まず、フィルムをデジタルに変換しないといけないわけで、写真屋さんの店頭での注文はできるけれど、自宅から注文するにはまずデジタルデータにしなきゃいけない。それなら店頭から注文しても一緒なのですけど、店頭での注文だと写真のレイアウトとかキャプションとかがあまり自由にできないようで、悩んでいました。…いや、だからデジカメにすればいいと思うんですけどね。。。

しかも、カラーで撮った写真をモノクロで印刷したかったようなのですが、その変換がまたお金がかかるようで。デジカメのデータだったらうちのMacで一発変換なんですけどって言ったら驚愕しつつ感動しておりました。デジタルってすごい。

Mさんは一点物の手製絵本を作っていて（写真展会場にも展示してあります）、カラーコピーを使っているそうです。一昔前だとそれが普通だったのですが、今だと電子出版やフォトブックなどを利用すれば簡単に安くきれいに冊子にまとめられます。ネットで公開して多くの人に読んでもらったり感想を聞いたりもできます。

IT至上主義ではないので、アナログにこだわっていたり、経費節約のためにIT機器を使わなかったりすることを否定はしないのですけども、そのために利便性が悪くなったり交際範囲が限られてしまったり、表現の幅が狭まってしまうとしたら、もったいないのではないかなとも思います。

普段ネット上でバリバリお仕事しているような方とのやりとりも楽しいけれど、そういうものとは距離を置いて生活している方と話すのもまた楽しいです。そうか、そこはネットのみの常識なのか、とか、実生活では別にたいした問題じゃないんだなとか。

ライフラインとしてネットが必要な部分もあるし、どちらでもいいんじゃないっていう遊びの部分もあるし、情報過多で混乱しちゃうとか、時間に余裕がなくなってしまうとか、弊害もあるし、やはり自分で取捨選択していかねばならないなと再認識しています。

写真展の詳細はこちら→「三写三様展」


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