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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:本のはなし
電子書籍をとりまく環境が以前よりよくなっていて、「読む」ことに関してはかなりストレスがなくなっている気がします。タブレットで大きく表示させて読んだり、スマホで電車の中で読めたり、パソコンのディスプレイでも読めたり。文字の大きさや背景色なども設定で自分好みにできます。問題は、「保管」の部分。
あちこちの電子書籍ストアで買った本を一元管理できないのがネック。購入するときにも、それぞれのストアでそれぞれアカウント登録しなきゃいけなかったりして、アカウント管理だけでもなんだかげんなりしてきます。 データの保管も、自分のPCやスマホにダウンロードしたデータを一元管理するというよりは、クラウド上にある本のデータを必要に応じでダウンロードして読む、読まない本は手もとの端末からは削除しておける、というものがいいです。クラウド上で自分の本棚を管理するスペースがあって、そこには本のタイトル情報などが記録されていて書籍本体のデータはそれぞれの出版社やストアにあるような、そんなイメージ。 読む環境は、ネットを見るブラウザがいろんな種類があるように、電子書籍リーダー端末や、スマホのリーダーアプリを自由に選べると嬉しい。書籍のデータ形式はいろいろあるんだろうけど、読む方はそれを意識しないでどんなデータ形式でも読み出せるようなリーダーが理想。 紙の書籍だと本の貸し借りができるところがいいところ。電子書籍だったら物体がないのでもっと簡単に貸し借りができるんじゃないかな。友達に貸しているときには友人の(クラウド上の)本棚に本が表示されて自分の本棚からは消えるとか、そういう仕組みがあればいいのに。 貸し借りじゃなくて、プレゼントなんかも電子書籍のほうが気軽にできそうです。遠方の人に送ったりとか、住所がわからなくても送れたりとか。 別々のストアで同じ本を重複して買ってしまわないように、ISBNのような番号で本を管理してくれて似た本を買いそうになったら警告してくれるシステムも欲しいです。 今のシステムだと、電子書籍を買ったストアがなくなってしまった場合に、買った本のデータが消えてしまうんじゃないかという心配があるのだけど、一元管理できるシステムになったらどこのストアで買った本でもデータが消えないような仕組みにして欲しいです。たとえば、大元の電子書籍の管理組合みたいなところが電子書籍のデータを一括保管するとか。 ICカードのSuicaは、首都圏の電車、バス、地下鉄などほとんどの交通機関で共通して使えてとっても便利なのだけど、そんな感じで、ひとつのIDでどこの電子書籍ストアでも買い物ができたら便利だと思います。そのIDで自分のクラウド本棚も管理。 書籍本体のデータをどこかのクラウドで一元管理してくれれば、過去に買った本でデータ形式が古くなったものでも新しい形式にアップデートされたりすることもできそう。たとえば、画集なんかだと今の時点での画質の限界があると思うのだけど、将来的にもっと解像度があがったり新しい技術ができたときには(有料でも)画質のよいデータで読み出すことができるようになるかもしれません。 なんて、理想を書いてみたけれど、きっとどこかで頭のいい人たちがこんなシステムを作り始めてくれているはず。いや、もしかしたらもっと便利なシステムがもうすぐできるかもしれません。できてなかったら、作って! できるだけ早く! お願い、エライ人。
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最終更新日
Dec 2, 2012 06:06:25 PM
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