11月22日午後、闘病中の母が静かに永眠致しました。
昏睡状態の母と、二晩私たちは一緒の病室で過ごしました。
その間、本当にゆっくりゆっくりと、
時を刻むように、心拍数と血中酸素が下がっていきました。
まるで母が、私たちに時間をプレゼントしているかのようでした。
本当に難しい病気になってしまった母。
まさか死んじゃうなんて・・・
本人もわからないまま、死んでしまったんじゃないかな。
母は、今、何を思っているのかな。
私はやっぱり、母がこんな辛い思いをしたことが、
悔しくて悲しくてたまらないよ。
通い続けた病室。
一喜一憂しながら、母とたくさんの時間を過ごしました。
もう行かないなんて、嘘のよう。
母の看病やお世話なら、いくらだってしたかったよ。
顔を見るたび、愛しくてたまらなかった。
亡くなった後、たくさんの管とペースメーカーをはずしてもらった母。
ずっとずっと我慢ばかりだったから、
やっと身軽になり、自由になったね。
翌日、旅支度の母は穏やかな表情で、まさに仏様のお顔でした。
葬儀が終わり、お坊さんは、
母はもう極楽浄土に着いているとお話下さいました。
持っていったレース糸で大好きなレース編みしていますか?
明るい母だから、あちらで楽しく過ごしているのかな。
母がこんなに頑張ったのだから、
私もメソメソしないで、頑張らないと。
きっと人生の中で、誰もが経験する大切な人との別れ。
それでも人は、乗り越えて生きていかなくちゃいけないのですよね。
愛しい母。
大好きな母。
本当に心からありがとう。
そしていつか、私もそちらに行く日が来るでしょう。
その時は、いっぱいお話しましょうね。
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T病院の担当の先生方、看護師さんたちには、
本当にお世話になりました。
こんなにいい先生と看護師さんに囲まれて、ただただ感謝の気持ちです。
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mixi で、ひっそり日記を書いています。