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サラリーマンの独り言@群馬 [本と映画と・・・]

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2008.04.19
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カテゴリ:BOOKS
「坂の上の雲(四)」/著者:司馬遼太郎
をよみました。



日露戦争も激しさを増してきた。
日露戦争の実質的な戦略立案者であり
日本の行く末を一手に引き受けている参謀総次長の児玉源太郎。
児玉が満州に乗り込んできた。
遼陽でのロシア軍との大決戦のためである。
この遼陽の会戦が、まさに日本の命運をきめると言っていい重要な会戦だった。

が一方で旅順をみてみると、乃木希典ひきいる乃木第三軍が
旅順攻略に手惑っている。
参謀長の伊地知幸介の無能が露呈している。
乃木は参謀長の伊地知を信頼しているから
伊地知の言うとおりに作戦を遂行する。
しかし、伊地知は日本にある参謀本部の忠告もきかず
海軍からの依頼もきかず、
まったく自分の思い込みあるいは意地だけによって
何千人の日本人の命を奪ってしまっている。

ばかげたそして無知無能から生まれてくる作戦(伊地知はそうは思っていないようだ)を
多くの命と引き換えに強行している。

その無能から生まれる作戦では、効果はみられない。

伊地知本人は自分がすべてであり、他の人の意見はまったく聞かない。
自分がすべてであり一番だと思っているのだろう。

いつの時代もこんな人はいるようだ。
ただ、不幸なのは、こういう人が大勢の日本人の命を左右できる立場にあることだろう。

伊地知の無能をだれかもっと早い段階で知っていて
参謀長にさせなければ良かったのだ。
そういう点では、
お偉方のちょっとした人選ミスが
旅順の悲劇を生み出してしまったとも言えるのではないだろうか。

現代の企業経営にも通ずるところがあるように思える。





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最終更新日  2008.04.19 10:38:38
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