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五時ジャストに布団に入る。もちろん夜中の。まだねーちゃんが帰ってきてないや。他のみんなはぐーぐーやってるけどね。
それでもなんとなく起き上がって、ベランダを開けてみると細かい雨が降ってるのか降ってないのかって天気で、それでも地面はべっしょり濡れてるんだ。少し空が明るい青になってきて、しんやんちの前のアオキスーパーの横の新聞屋さんが動き始める。僕の家からでも見てとれる。原付のカブや自転車が何台か集まってる。大当郎橋に車がちらほら走りだしてる。 そんなのを見ていたらなんだかぼーっとしてきて、とりあえずきっついウイスキーを取り出してみる。小さいグラスに注いで、何も入れないでそのまま飲む。あまりのきつさに顔が歪むくらいだよ。 僕のマンションの前にある桜が少しだけ花をつけていて、電灯に照らされてそりゃあもう幻想的だった。夜桜っていいなぁなんて思ったけど、よくよく考えたらここ数年、夜にしか花見したことなくて、昼間の桜をろくにも見てないのに、夜の桜も乙だなんて誉めてる僕があまりにもおかしくて、おかしくて鼻で笑ってにやにやしていた。久しぶりにおいしい酒が飲めただなんて、それでも二、三日前に仕事場でげらげら笑って酒飲んでたのに、やっぱりおかしいなって、また笑ってた。 もうお月さまがよそのマンションの陰にいっちゃったのか、それとも雲って見えないだけなのか、なーにもない夜空。今日の夢に出てきたのは太陽と満月が少しの間隔をあけて交互に並んでて、ありえないなーなんて思いながら僕はオレンジ色の空の下をバイクで走ってて、見慣れないバイクを運転していたもんだから、『あ、夢なのか』って気付いた。 今日もたくさん寝れるから、たくさん夢を見たいと思うよ。このグラスのウイスキー飲み干したらもう一回歯磨きして、布団に入って目を閉じるよ。真っ暗闇が僕を待ってる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.02 05:23:40
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